2018年4月10日火曜日

休題 その二百十五



 日本は地震国である。今更バカ言ってるんじゃないって言われるだろうが、そうなのだ。そして多分、聖域はない。どんなに地震の記録がなかった所でも、突如地震に襲われる可能性はあるのだ。
 たびたびか家族に語って来た事だが、東京に大地震が起きたら救助は殆ど当てにできないだろう。千三百万の人口の上に、都市部は全面的に電気に依存している。電気が通じなくなれば機能は完全にマヒする。
 水道もズタズタにされるだろう。もし仮に水道管が無事だったとしても、電気が無ければポンプに圧を加えられないので、水は蛇口から出て来ないのだ。
 さて、日本中の給水車が何千台あるか知らないが、千三百万人を賄えるとは思えない。それと、桧原村はさて置き、殆どの家が水洗トイレだろうから、トイレの機能も麻痺する。
 既述だが古いタイプだと、一回で10~15Lの水を流す。飲用と食事用に限れば、一人が五日~一週間暮らせる量だ。途轍もない無駄遣いをしている訳だ。
 高層マンションの住民が一番過酷な思いをするだろう。エレベーターが動かないから、水や食料の配給が(もしも)あっても、大変な思いをせざるを得ない。従って真っ先に東京脱出をする筈だ。
 都市機能が壊滅したら、真っ先に必要な物は水だ。緊張するとただでさえ喉が渇く。スーパーやコンビニでは水の争奪戦となるだろう。その戦い(?)に勝ったとしても、せいぜい四、五日分の確保がやっとだろう。敗者に至っては、お気の毒の限りである。
 一に水、二に水、三、四が無くて五に食糧。とは言っても煮炊きが難しい。石油ストーブだって今のは電気式だ。うちでは古い石油ストーブを地震の備えとして保管してある。
 米は予備を持つ。水は60Lがベランダに並んでいる。備えあれば憂い無しなのです。

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