2018年2月22日木曜日

休題 その二百九




 あたしはテレビは見ないが、仕事から帰ると妻が見ており、一杯やり乍ら一寸と見る事がある。先日、山梨県上野原市が日本一の健康長寿(詰まり健康年齢が一番高い)だと言うので驚いた。
 へー、上野原市か、平成の大合併で付近の町村を掻き集めて市になったんだろうが、桂川沿いの小さな町や集落の集合体で、とても市とは思えないのだが。東隣は藤野町、神奈川との県境に位置する訳だ。
 何故健康寿命が高いのか。坂を常に歩くので大腿四頭筋(詰まり太腿)が鍛えられる事がその理由だと言う。
 矢張り足腰が健康の大元だったのかあ。その上惚けにくくなると言うのだから素晴らしいじゃないですか。
有酸素運動が効果的だそうだが、どこに行くのも坂道と言うのも、決して悪い事では無い訳だ。日常で有酸素運動をするのだから。
 人間の筋肉のうち最大のものは太腿なのだ。これが弱ると全てに影響する。歩くのがおぼつかなくなっては、もう健康は遠ざかって行くばかりってこってしょう。
 で、鍛えようと思って一万歩歩いても殆ど効果は期待できないらしい。あたしもそれは何と無く分かる。坂を上る、或いは階段をのぼる、これが効果的だそうだ。下るでも良いらしい。急な坂を下るのは結構キツいもんなんですぞ。
 あたしは坂だらけの所には住んでいないが、山好きなので或る程度の効果は期待できそうだ。妻もその番組を見乍ら「貴方は大丈夫そうね」と言う。あたしが心配してるのは妻の事なんだけどね。
 足が細くなって来たら要注意だろう。日常でできる事は階段を歩く事だ。エスカレーター、エレベーターを敬遠するだけで大分違って来る筈だ。
 歩くのが大儀になったら増々出るのが億劫になる。そして、待っているのは寝たきりの生活。お互いご用心です。

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