2018年1月8日月曜日

休題 その二百三




 昨日(七日)に高取から鶴巻へのコースをやって来た。初登山(?)である。閑話じゃないのは承知で、帰りの温泉の話。
 一寸とだけ山の話だけど、日曜だけあって伊勢原は登山者だらけ。それも若者が多い。殆どが大山行きだが、四人と二人のパーティが栗原行きのバスに乗り込み、聖峰の入口で降りたのは二人のパーティだ。四人は何処へ行くのだろう? 登山スタイルだったのだが。
 日曜なので里湯は千円、どうせ千円払うなら梵天荘で初入浴だぜ、と梵天荘へ向かい、数段の石段を登ってフロントに入る。絶対、老人と身障者には薦められない宿だ。その癖女将も旦那も障碍者だ。偉く大変だろうなあ。
 玄関に靴が二足有る。ひょっとすると先客有りってこった。声を掛けると二階から脳梗塞の爺さんが「は~い」と返事をする。「入浴できますか」と聞くと女将が半分降りて来て(急な階段なので降りるのが大変なの)「予約が入っててダメなんですよ。弘法の里がやってますよ」。
 梵天荘でバッティングしたのは初めてだ。何時来ても空いている訳じゃないんだ。何せ風呂場は一つしかない。女性客かカップルが入ったら、当然あたしは入れない。
 仕方なく里湯へ向かうと、トレイルランの男性が走って行くのに擦れ違う。あっちへ走るバカはいないので、多分梵天荘だろう。女将は又半分階段を降りなければならない訳だ。気の毒で有る。
 里湯は混雑していた。未だ半分正月なので無理からぬ処だ。里湯の蕎麦屋も「三十分待ち」の札が出ている。だから、梵天荘でゆっくり入浴したかったんだよなあ、とブツブツ言って風呂に浸かる。初温泉は矢張り気持ちが良い。たっぷり浸かりました。
 里湯を出る時にはリュックが十個程並んでいた。二つは大きめの奴だ。昨日どっかに泊まって下って来たのだろう。近々又梵天荘を訪ねなくてはなるまい。そんな初温泉でした。

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