2018年1月14日日曜日

クソ面倒な話 その八十七




 やっと収まって来た。正月の朝生のウーマン村本騒ぎの事である。知らない人もいるだろうから、ダイジェストを紹介する。
村本「日本は非武装中立で」
  「戦略されたら?」
村本「白旗あげて降参する」
  「尖閣も中国に取られるが?」
村本「取られてもいい」
  「敵を殺さないと自分が殺されるなら?」
村本「(自分が)殺されます」
  「沖縄も取るられるけどいいの?」
村本「元々中国から取ったんでしょう?」
 もう結構だよ、と言いたくもなりますな。明らかに人の事だ。尖閣が自分の家ならそうは言うまい。殺されても良いのも他人の話。自分だったら大人しく殺される気なんて更々ないだろう。
 とことんエゴが、平和を愛する振りをして抽象論を述べているに過ぎない。想像力・分析力は限りなくゼロだ。
 そんなどうでも良い話を今頃持ち出したのは罵る為ではなく、感謝する為だ。この飛んでも発言が憲法の精神をズバリ言い表したものだからなのだ。詰まり、喋る憲法とはこう言う者になるという話です。
 このやり取りの間に「攻められたらどうする?」と聞かれ「何故中国や北朝鮮が攻めて来るんです?ありえないでしょう」と答えている。“平和を愛する諸国民”が攻めて来るなんて有り得ない、憲法の前文通りである。
 戦争を放棄し武力も交戦権も認めないのだから、有り得ないが、万が一敵が来たら白旗をあげるしか選択の余地はない。相手を武力で追い払うなんて論外。憲法で禁じているのだから。殺すより殺される、憲法の命じる処に忠実な訳だ。
 喋る憲法君は「沖縄を中国から取った」を随分責められた様だ。これは勉強不足だと言っている。ただそれを突っ込む相手に「クソ野郎!」と怒りをぶつけている。中々立派な平和主義者ではある(笑)。
 話にもクソにもならない憲法を変える時が来たと、村本君は教えてくれたのだろう。多分彼も、やがて学んで変わって行くでしょう。

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