2017年12月7日木曜日

閑話 その二百四十四





 秋が過ぎて冬になっちまった。本当なら高取山へは12Kgを背負って行かなければならないのだが、何かその気にならなくて、タイムがどうとか言ってお茶を濁していた。夏に熱中症になったのが余程こたえたのだろう。
 そこで焼酎ペットを一本減らして8Kgにしてみた。たった4Kg減っただけなのに、偉く楽に感じた。って事は少々の荷物の増加でも致命的って事で、情けんなかあですよ。
 三時間四十分で歩けたのだから上等だ。十二月一日の事だ。予報では晴れ時々曇りだったが、やけに湿っぽい朝で、山中では小雨に会った。三十分位だったから良かったが。写真は一日のではなく五日のものだから、日が射している。
 気温が低いのも幸いしたのかも知れない。路を覆う落ち葉を踏んでの登降で、気分は非常に宜しい。たまに葉っぱで滑るのには要注意なんだけどね。暫くは8Kgで行こうっと♪ 柔弱な奴、と我乍ら思うけど今月五日で七十歳になったもんで、無理なく安全にが一番だと、自分を許しちまったですよ。
 第一リュックを持ち上げるのも楽だ。勿論降ろすのも楽だ。背負っていても楽だ。こうなっちゃあもう元には戻れませんって。
 12Kgの時は、どうしてもペット一本は横に寝かせなければならなかった。山小屋一泊の大きさなので、ぴったりとは収まらない。どうしても半端に引っ掛かって、リュックに変なストレスが掛かり続ける。それに底が平にならない為に、置くと傾く。
 それらの問題が一気に解決したのだ。万歳!
 里に下りて陣屋の前あたりで、単独の女性に聞かれた。
女性「こーぼーさんはこっちで良いのでしょうか?」
 弘法山の事だった。山自体の経験も余り無さそうだった。ざっと説明したが道標完備だから大丈夫だ。権現山の展望台で真っ白な富士山が迎えてくれる日じゃないのが残念だが、晩秋(初冬?)の里山を満喫してくれたでしょう。

2 件のコメント:

悪戯っ子 さんのコメント...

相変わらずの山岳行、お元気で何よりです。
山では挨拶が普通ですが、満員電車でもそうあるべきでぶつかったらごめんなさい。降りるときもごめんなさい。避けてくれたら有り難う。これがないのでいさかいが起きるのですね🎵

kenzaburou さんのコメント...

そうなんすよね。喧嘩してるのを見ると、実に下らない原因なので。