2017年12月17日日曜日

閑話 その二百四十五




 S、Kと日溜りハイクへ行って来た。十三日の快晴の朝、ヤビツ峠行のバスは満員だった。峠で皆さんは大山か表尾根へ向かう。
 既述だが、Sは心臓手術の後遺症で登りには心臓がバクバクし、Kは足首の複雑骨折の後遺症で下りが非常に辛い。詰まり、登りも下りも駄目なの。じゃあ山に行かなければ良いのだが、そうも行かないらしいのだ。山好きの“業“ってもんなのかねえ。
 カメラは持って行かなかったので、写真は其の時とは無関係なものです。
 我々が向かったのは岳ノ台、マイナーなルートだが良く整備されている。霜柱をザクザクと踏み乍らゆっくりと登る。勿論、外には誰も来やしないって。
 ピークの展望台に上ると富士山が現れる。周りにはススキ、なかなかグッドな頂上なのだ。それで日当たりが良いのも嬉しい。と言うのは、あたしは地下足袋で行ったもんで、足が寒くて冷たくて、日差しが恋しかったの。
 頂上を辞して下り気味に山道を行くと舗装道路に出る。其処はもう菩提峠だ。後は下るのみ。唯、完全舗装道路になっていたのが想定外だった。
 人に依るが舗装道路は疲れると言う人のパーセントが高いのでは。妻もそうだし、S、Kもそうだ。従って道路で標高差500mを下るのは結構こたえた様だ。
 麓迄来ると茶畑が散在し、洒落た家があちこちに有って、大倉もそうだが裕福な集落だなあと思わされる。
 菩提原からバスで渋沢へ出、二十四時間営業の飲み屋で結構飲んだ。渋沢で二十四時間、やってけんだろうか? 現にやってるんだから余計な心配はやめとこう。
 Kは車中で座ると同時に寝始めた。あっと言う間に熟睡である。これじゃあ取出や安孫ひどい時は小田原(?)で目が覚めるのも決して無理ではない。
 次回はもっと負担の少ない所にせねばなるまい。「山下り」のルート造りも大変ですぞ。

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