2017年12月25日月曜日

クソ面倒な話 その八十六




 やっと日本も巡航ミサイルの導入を検討し始めた様だ。やっと、と言うのは戦闘爆撃機から、わざわざ空中給油システムを外させる様なバカをやる国だったからだ。
 案の定反対が巻き起こった。野党、マスコミ、それにSNSでも反対反対である。当然予想された反応だが、朝日は「専守防衛の枠を越える」と主張し、共産党は「極めて危険だ」と訴える。
 確かに政府の説明も歯切れが悪い。尖閣諸島防衛の為なぞと姑息な言い方をするからいけない。はっきりと北朝鮮の基地攻撃の能力を保持する為だ言うべきだろう。
 朝日の言う「専守防衛の枠」とは本土決戦主義に他ならない。結果は国民の血、それも夥しい血を流す結果になるのは、先の大戦から明らかになっている。学ばない朝日だ。
 共産党の言う「極めて危険」とは何処にとっての危険なの?と逆に問いたい。此の件で日本がこれ以上危険になるとは思えない。
 専守防衛でも、撃たれたら撃ちかえし、必要ならば相手国の攻撃能力を破壊してでも防衛するのは、専守防衛の枠内に入る。さもなければ防衛でも何でもなく、「非武装」を言い換えただけの事になる訳だ。
 SNSでは、ミサイル発射の兆候があったら先制攻撃できる、と言う論には、徴候ったって不確実だ、恣意に攻撃をかける結果になる、との返答が有った。それに、もし徴候が有ってもマッハ以下の巡航ミサイルじゃあ間に合わない、金の無駄だ、と嘲笑う書き込みも多かった。
 じゃあどうすると言う事には、全く触れない。詰まり日本が北朝鮮を攻撃可能になる事が、不快且つ恐ろしい事だと言ってる訳だ。
今の状態は相手の拳は日本に届くが、こっちはリーチ不足で一方的に叩かれるだけだ。叩き返す力を持つのは、最低限度の防衛ではないのかな、と愚考する次第。反対の諸君はただ叩かれるだけの日本がお望みの様だが、あたしは日本に仇をなす奴は叩き潰して当然だと考える。そして、それこそが政治の役割ってもんじゃないのかな。

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