2017年12月14日木曜日

休題 その二百一




 最近は観たい映画がなくて困る。行って見ようかと思うのは大抵シリーズ化したもので、当たったから続編をやろう、と続けているうちに、どう仕様もなくなって仕舞うものが多いのは御推察の通り。
 新猿の惑星の第三作を観るつもりだったが、ボヤボヤしているうちに夜一回の上映になってしまった。人気が無かったなと一発で分かる。次女が観たと言うので聞くと、観にくて良いの一言。
 エイリアンの話になって、ありゃあ酷かったとなったが、妻は観た事すら覚えてなかった。ほら、海老名の東宝で観ただろうと縷々説明して、やっと思い出す始末。
 確かに妻は忘れっぽい部分は有るが、此れに関しては、全く印象に残らない程詰まらなかったと理解すべきだろう。
 ターミネーターも然り、いじくり回して“どもならん状態“となって、ジ・エンドだった。折角の名作がハチャメッチャになっちまっただよお。
 映画のネタも尽きたのかもしれない。ネタったって、結局は人間を描くものなのだから基本は普遍なのだ。それをどう新しい状況で魅せるかの問題であって、その状況設定が出尽くした、って意味合いなのだ。
 ド素人が偉そうにのたもうのもお笑い沙汰だろうとは分かっている。それでもブツブツ言うのは、面白い映画にお目に掛かりたいからだ。だって、シリーズかリメークが中心の様に思われるんだもんね。
 いっそ、力一杯ドタバタに徹するのも良いかもしれない。キートンの時代に戻る訳だ。人間を描くのはどうしたって? ドタバタ人間を描くのだ、エッヘン。
 冗談はさて置き、宇宙、怪物、CIAの陰謀、戦争、ロボットって設定の仕方の限界は見えているかの様だ。全く別の視点が欲しい。あたしが若ければなあ。やっぱ駄目?

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