2017年9月27日水曜日

休題 その百九十七




 水道の下請け会社の同僚だったItと飲んだ時に箱根蕎麦の話になった。
It「あれは美味い!」
私「富士そばとはランクが違うね」
It「ところが富士そばが好きって人間もいるんだよ。上手くできてるんだ」
 全くで有る。前の会社の同僚は、あじさいの様にのびきった蕎麦を湯通しする旧タイプの蕎麦が好きだった! 好みである。
 天ぷらの話とすれば、あたしは揚げたてのパリっとしたのより、汁に浸かってグタっとした方が好きだ。朋友のAnもそうなのだ。
 尤もAnは口内が弱く、パリっとした天ぷらだと傷がついてダメって事なので、好みの問題ではないのだけどね。従ってAnは煎餅もダメなのだ。
 箱根蕎麦が美味いというのはあくまで好みの問題だ。人それぞれである。
 数か月前にネットで立ち蕎麦ランキングを発表していた。何処の誰を何人対象にしたかも不明なので大して信頼は置けないが、だろうなと思わされる内容だった。
 忘却力には自信が有るので、一,三、五位しか覚えてない。富士そば、箱根蕎麦、小諸の順である。都心部のアンケートだとは明らかですなあ。
 富士そばは都心部を中心に百二十三店舗有るので当然だろう。箱根蕎麦は山手線内には四店舗位しかない筈だ。後は小田急線沿いに偏在している。
 小諸は最初に生蕎麦を茹でて出した店だ。オーバーだが、立ち蕎麦の革命だった。それに都心部に集中して出店している。小諸以来なのだ、生蕎麦を茹でて出す立ち蕎麦が当たり前になったのは。
 立ち蕎麦って一言で言うが、歴史の有る分野なのだ。立ち蕎麦激戦区の浅草橋で、長い間務めた経験で良く分かる。そして箱根蕎麦の群を抜いた美味さも分かる。好みの問題?

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