2017年7月18日火曜日

閑話 その二百三十三




 左の足底の痛みは続く。骨でも痛めたか? まあ其れは無いだろう。痛いのだが急ぎたい。バカな企画達成じゃーあ。
 一本松を過ぎると、流石に登りの人は減る。それでもポツポツは会う。未だ塔への日帰りには充分間に合う時間だ。
 左を庇って、ほいこらと変に力を入れつつ頑張る。観音茶屋を過ぎてからの石を植え込んだ道が、特に嫌だ。靴を履いて居ても、ゴツゴツして嫌なのだから、尚更で有る。
 窯元近くで舗装道になるとホッとする。普段は舗装道を嫌って居る癖に、勝手なものでは有りますなあ。でも、あの石をびっしり植えた道は本当に歩き辛いのだ。そうしなければ土が流れてどう仕様もなくなるのは分かってるけど、実際とても辛い。
 舗装道に出た限りは、痛みを気にせず飛ばせる。もう踏む石は無いのだ。ふっふっふ、やったぜー。
 大倉着は十二時五分、四時間三十五分でピストン出来た。此の間は五時間半掛けて居たのだから、一時間近く短縮出来たのだ。足底の痛みが無ければ、もう十分は縮めただろう。
 取り敢えずバカ企画は成功した。バスを待って渋沢へ、小田急で鶴巻温泉、途中下車して里湯へとは何時ものコースだ。風呂にゆったりと浸かって疲れを癒す。
 処がどっこい、癒えなかった。ガックリ疲れて、家に帰ってから足の甲がつった。それも左右両方共だ。庇って変な筋肉を酷使したからであろう。
 翌日が大変、脹脛に相当な筋肉痛だ。爪先でピョンピョンが効いたのだ。ヨロヨロ歩かざるを得ない程痛んだ。
 良い歳喰ってバカな企画を立てるもんじゃ無い。無理は無理なのだと体が訴えて居る。“若い者並み”とは望まないけど、“結構やる年寄”り位は望んで居たのだけれど。
 年寄りの冷や水って話でした。

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