2017年6月15日木曜日

閑話 その二百二十九




 今月に入って!2Kgを背負って高取山へ行って来た。頂上には二人の七十代と見える男性が休んでいる。あたしは一服つける為、一寸と離れていたら、トレイルスタイルの若者が二人登って来た。
 最近のトレイルスタイルとは、高機能タイツに短パン、背中には極小さいリュックだ。丸で河童の甲羅の様で、ユーモラスである。
男性「大山へ行くの?」
若者「大山へ登って、又鶴巻温泉へピストンします」
男性「え、伊勢原に下らないんだ」
私「凄い!」
 いやあ、鶴巻温泉からピストンとは、若さだけではないですなあ。あたしが若い頃だって、そんなコースは考えられない。やるじゃん、此の河童達(失礼)。
 二人は大山目指して出発した。
男性「地下足袋は楽ですか?」
私「慣れれば楽ですよ」
 時々聞かれる。慣れないうちは足の裏が痛いけれど、慣れればそうでもない。たまに石をもろに踏むと、勿論凄く痛い。イッテッテーとよろめく程だ。それでも足裏の感覚が有るので、歩き易いのだ。
 二人と別れて鶴巻温泉へ下り始めたら、三人の中年女性パーティと擦れ違った。
女性「あ、地下足袋。楽ですか?」
私「慣れれば楽ですよ」
 オウムみたいに同じ答えですなあ。でも、外に言いようが無いのだから仕方ない。クドクド説明する間はない。擦れ違いなのだ。
 老いも若きもちゃんとしたスタイルだ。バッチリ決まって居る。ストックも細身になって、あたしの様な太いのは無くなった。尤も高取山ではストックは使用しないけどね。
 此のコースはトレイルの入門コースらしく、其の後も何人も河童(失礼)と擦れ違った。トレイルにリハビリ、多用途なコースです。

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