箱根大涌谷の小噴火の為に運休していたロープウエイが、七月に一年二ヶ月振りに再開した。一部運行は行われてはいたが。バス振替では魅力は半減するだろう。
前にも書いた通り、世界一利用者の多いロープウエイなので、経済的打撃は凄いものだっただろう。
これはロープウエイに限らず、箱根町全体に及んだ危機だったと思う。現に観光客が急減したと報じられた。大涌谷から離れた仙石原や強羅の客足が遠のいた。
箱根は観光の町だ。観光客が来なければ死活問題であろう。去年七月、妻と仙石原の温泉に行った。貧乏旅行の我々が行ったからって何の役にも立たないだろうが、枯れ木も山の賑わいって感じだ。
何時もは人で溢れている箱根湯本駅前も、閑散として居た。思った以上の観光客激減振りで有る。
ホテルも閑散、これで何時迄やって行けるのかと、他人事乍ら気になった。それからも三回箱根へ行った。熱海にも2回程行ったのだが、訳有りなんで。全部箱根にするのが正しかったですなあ。
三回目は今月頭だから、ロープウエイは再開済で有る。箱根湯本駅前は、前の様に人で溢れて居た。とても目出度い。
ホテルもほぼ一杯、こんなにも違うものかと、改めて驚いた次第。何時もバスを使ったが、バスの混雑は解消された。登山鉄道、ケーブルカー、ロープウエイのコースに戻ったからだろう。
前はバスは超満員だった。そして各停留所で乗り降りが有る。従って時間はたっぷり掛かった。今回は極めてスムーズで有った。
此の一年強の傷は大きいだろうが、此れから徐々に回復して行けるのではと思う。
本当に天災とは、生活の根っ子から破壊してしまうのだが、箱根は火山のお蔭で温泉に恵まれて居る訳で、破壊者すなわち守護者と言う、複雑な関係を持つ。
此れは何処の温泉でもそうなんですなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿