「思い違い」の章では登山者に世間の人が(多分)抱くで有ろう勘違いについて書いた。その続きって事です。
☆登山者は汚い
昔じゃないのだ、飛んでも無い誤解ってもんだ。尤も私の様にごく一部には汚い奴は確かに居る。何時も鶴巻温泉で地下足袋を脱ぐ時は、汗でシャツもズボンもびっしょりだ。顔からは汗が滴り落ちて居る。あー、きたね ええーー。
沢登りの帰りには、泥塗れと言うも愚かに、粘土細工と見間違える地下足袋に泥塗れの服装で、あの汚い奴は一体どうしたってんだ、と思われる事は必定なの。
あくまで其れは例外なのだ。Yだって麓に降りれば、泥塗れのシャツは着替えて一応さっぱりとした姿にはなる。
私が、拘らないと言おうか無精と言おうか恥知らずと言おうか迷惑者と言おうか、いずれにせよ独自に汚いと言うだけの事だ。うーん、決して自慢になりませんなあ。
さて、一般論です。確かに縦走となれば何日も風呂には入らない。歩いて居れば汗もかくだろう。そして毎日着替える訳では無いのだから、汚いと思われても仕方無い。縦走の場合は否定は出来ない。里に下りたらシャツを着替えるのが精々だろう。
でも、一泊や日帰りの場合は全く違うのだ。皆さん、老いも若きもお洒落でパリッとして居る。汚いなんて無い。汗みどろになってる人は殆ど居ない。たまに小太りの登山者が大汗をかいて居る位だ。(小太りの方失礼!)
従って私の見る限り、登山者は汚い、は殆ど無いと言って宜しい。時代の変化ですなあ。昔は汚くて当たり前だったので。
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