2016年9月19日月曜日

休題 その百七十六




 朋友のKjが九州に赴任し、Yn夫婦が沖縄に移住した話はした。夫々どうにかやって居るらしいのは目出度い。残ったこっちは四人ぽっちになっちまって結構寂しいが、其れは仕方無い。
 此の間其の居残りの四人が顔を合わせたら、An夫人のNbと、Emが揃って足が痛いと言う。勿論二人とも女性だ。
 症状は微妙に異なるが、要するに、膝に痛みが有って、且つ足が重いと言う事だ。典型的な加齢症状で有る。
 人間、どんなに丈夫(内臓が)でも足が衰えたら終わりなのだ。何か重要な役目が有って其れを果たさなければならないなら別だ。サポートも有るだろうし、車椅子で移動したって問題は無い。役目を果たせば良いのだ。
 併し我々一般人は足が命だ。歩くのが苦になったら、旅行も苦になる。出掛ける事すら苦になる。詰まり寝たきり老人の一歩手前ってこった。
 もしも枕元に札束が積み上げて有っても、そうなったら使い道なんざ無い。医者か針医か按摩に払うのが落ちだ。海外旅行もレストランも美術館も行けないのだから。余りに哀れではないか。
 医者や其の仲間に金を貢いで、其れで治れば結構だが、治らないと断言しても良い。いや、断言しよう。
 足の(或いは膝の)痛みは筋力の衰えだ。加齢の所為だが、運動不足が其れを助長して居るのだ。
 歩かないのでそうなったのだ。歩け、寝たきりになりたくなければ! 未だ間に合う、充分間に合う。
 痛ければ歩けない、と言うのは良く分かる。では、椅子に座って足を上げる運動から始めよう。或いはプールで水中ウオークでも良い。
 「天は自ら助ける者を助く」。自分が治りたいと思わなければ治らない。医者では治せない。妻を見て居て良く分かる。妻は水中ウオークと一寸と長い散歩を心掛ける様になった。
 Nbよ、Emよ、努力しようよ。未だ寝たきりには早いからさ。え、そんな差し迫った状況じゃ無いって? 放っときゃ時間の問題なんだよ!

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