2016年5月12日木曜日

閑話 その百九十




 藪を掻き分けテントに入る。やったねーで有る。先ずは乾杯だ。処がテントの中が酷くなって来ている。雪が解けて枝や根がむき出しになって凸凹なのだ。
 最初から傾斜地だから、傾いて凸凹でコヘルを置くにも苦労する有様。まあ良いや、ピストンも出来たんだし♪
 此の夜は恒例の夜中の宴会。ただ、バスが九時二十五分という枷が有って、何時もより速めのお開きだったのは残念では有る。
 翌朝五日、ばたばたと撤収して下ると、数パーティが登って来る。日帰りの諸君もいれば小屋泊まりらしい諸君もいる。共通しているのは、少なくともあたしらよっか若い。
 中高年は新道を登るのだろう。此の松手山ルートを登るのは若者って事だ。あたしらは途中で幕営しようと言うグータラ族なので別枠と言う訳だ。
 バスに乗れば程無く越後湯沢、スタート地点へ戻れて目出度い。
 今回はもう一つ目論見が有る。駅温泉に入るのだ。十時半始まりなので一寸と待って入浴で有る。こりゃあ天国!
 タオルは貸してくれるは、使い捨て歯ブラシは有るはで、至れり尽くせりなのだ。風呂上りにヘギ蕎麦を食べるのが贅沢な仕上げ。
 時刻を調べて驚いた、十二時半の谷川が廃止になっている。十一時半の次は十七時代になっちまう。おいおい、前はしょっちゅう出てただろう、何でやめちまうんだよ(涙)。
 構内は人で一杯だ。連休中盤の最終日なので無理も無いが、新潟から来るときなんぞに乗ったら満席の恐れが有る。仕方無く駅弁とハイボールを買い込み十一時半の谷川へ乗り込んだ。ヘギ蕎麦は残念だったと言い乍ら。
 平標は大倉から丹沢山へ登る位だろう。勿論ピストンが多い、特に無雪期は。其処を二泊して登ったのだが、未だリハビリの身なのでご容赦を。併し、雪が無くて驚いた。此の夏は水不足かもですぞ。

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