2015年11月17日火曜日

閑話 その百七十三




 十一月ともなると大分涼しくなったのでリハビリは高取山へ戻り、二回行って来た。三ヶ月ぶりだったので降りるバス停を間違え、一つ手前で降りた。惚けだろうか?
 天気は上々だが高取山に人が居ない。聖峰迄は何人かに会ったのだが、其の先が居ない。中年のカップルと階段登りで擦れ違ったのみ。
 展望は聖峰の方が良いのだから、其処で帰る人が多いのも尤もで有る。それに階段に掛かると段差が高い上に一気に登らされるから、敬遠する人も居るだろう。
 黄葉を期待して居たが、頂上は早くも冬枯れ、麓は未だ半端で、写真は駄目だった。まあ良いのさ、リハなんだから。
 弘法山の稜線分岐に向かうと数パーティと擦れ違う。分岐からはまあまあの人出だ。此の日は里湯が休館なので大和旅館へ入る。
 前回程混んではいなかった。男性が二人入浴中。女湯は覗いてないので分からない。覗いたら犯罪だって? 勿論です。
 其れから一週間で又出掛けた。栗原行きバスで奥迄入り楽をすべえと思って居たら、長蛇の列で有る。たまに有る現象だ。多分恵泉女学院前の農大農場へ行く学生達だろう。
 「此の列は栗原行きですか」と尋ねるとそうだと言う。諦めて神戸(こうと)から歩く事にする。
 頂上には三人(女性二男性一)のパーティが居た。「コーヒー如何ですか?」と声を掛けられて見るとあたしの得意な紙カップコーヒーだ。断ったが「もう粉を入れたから」との事で頂戴した。
 山小屋でコーヒーを振舞った事は何度か有るが、振舞われたのは初めてだ。外にお菓子も頂いた。美味しゅうございました。
 里湯はまあまあ空いて居てのんびりして居たら、脱衣所に十数人のハイカーが入って来るのが見え、慌てて出た始末。
 どうにか高取山なら歩けるようです。

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