2015年8月24日月曜日

閑話 その百六十六




 さて、同じ四月半ば又もや高取山。栗原行きのバスで女学院まで乗る。従って十五分程アブローチが短縮された。
 人は少なかった。弘法山の稜線に出る迄に三人しか会わなかった。稜線に出ればまあまあ人がいたが、多くはない。良い季節なのにどうしたのだろう。
 温泉を出て500mmのチューハイが無闇と効いた。がっくりと参った、と書いてある。どもならんですなあ。
 月末、高取山。同じ山で良いのだ。あたしのリハの山なんだから。妻も同行だ。とは言っても妻は弘法山から入り、合流点で待ち合わせで有る。だまんで、妻は二時間程ゆっくりと出掛けた訳だ。
 待たせてはいけない、と少々急いで念仏山へ、其処から携帯を掛けると未だ権現山だと言う。下に見えてる山だ。「え、多少急いで」と電話を切る。急ぐんじゃなかった。
 ぶらぶらと分岐へ向かい、暫く待つと焦って降りて来る。「急がないで良いよ」と声を掛け、後は二人で鶴巻温泉へ向かう。
 温泉にビールは常の如し。妻と山に行く時は夕食の手間を省く為、食事をして帰るのが習わしだ。結構優しい亭主なのだ。
 但し経済上の理由から、安い店と決まっている。此の日は日高屋。此処のニラレバだけは美味しい。だから入る事が多くなる。あ、此処のサワーも美味しい。外は、言わぬが花って事だ。
 ニラレバを肴に一杯やって、無料大盛券を使用しタンメンを注文する。あたしが食が細いので、一杯のタンメンを二人で食べようと言うのだ。一時流行った“一杯のかけそば”のタンメンバージョンだ。大盛りだけど。
 一口食べると味がない。文字通り湯麺だ。「あのー、全然味がないんですが」「あ、取り替えます」味付けの粉を入れ忘れたのだろう。其の店員の態度は大変良かったですよ。(続)

0 件のコメント: