2014年12月21日日曜日

ハイクへのお誘い その四十六




 此れ又、初心者だけでは絶対駄目コースです。山慣れたリーダーは不可欠なので、そこんとこ宜しく!
 入山は寄(やどりぎ)からで、“ハイクのお誘い”檜岳山稜”を参照して下さい。今回は、車止め迄車で入ったので、其処から話を始めよう。
 車止めの横をすり抜け、管理棟、トイレを過ぎて行くと右前から小沢が来る。後沢だ。昔詰めようとして入ったら、植林の手入れ直後だったらしく、沢は小枝中枝大枝に埋まっており、枝歩きの鬱陶しさに耐えかねて、左の尾根に逃げて登った事が有る。今回は其の尾根を行こうと言う訳だ。
 雨山峠への道標に導かれ、右へ山道に入り、何回かつづら折ると、ボランティア何たらと言う道標が右を指して居るのでそっちへ行く。
 小さな涸れ沢を越え、其の侭植林帯を登るのだ。四駆(両手も使う)の場面も有ろうが、兎に角登る。
 すると前方の植林が切れる。藪は面倒なので右へ右へと逃げる。足場の悪いトラバースは余りお奨め出来ない行為だが、仕方無い。メインの植林帯に出たら、又々登る。植林道も現れるが、水平道になると直登に移る。
 やがて傾斜も緩んで来ると、立派なベンチが二つ並んで居て、?と思わされる。此のあたりから植林道は確実に登り道で有ると確認出来た。類推するに、鍋割への新コースを造ろうとして放棄された、と言う事かな。
 だったら後沢を越えると間もなく作業道と言う道標が有ったが、其れを来れば良かった訳だ。若し違ったら、強引に登れば良いだけだから同じ事で、試す価値は有りますよ。
 小さな平を越し、一寸と下ると又結構な傾斜になる。此処からは作業道を行けば宜しい。其れ程の事も無く、後沢乗越から鍋割山への登山道へ飛び出る。
 車止めから登山道に分かれる地点迄は十五分一寸と、其処から登山道迄は、一時間十五分から三十分位なもんだろう。
 登山道に出ると別世界だ有る。植林の中をワリワリ登って居るのとは、気分が全く違う。左を見ると、檜岳(ひのきだっか)に一寸と富士が見えた。

 
 若者が二人前を登って行く。月曜日なのに、学生かな。(続)

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