2014年12月16日火曜日

閑話番外 その八十二




 十月末に三ツ峰に行った。塔に泊まって翌日下ったのだ。例に依って自炊装備なのだが、たった一泊、8Kgの荷物だろう。
 其れが足を引っ張って、塔に着いたらヘロヘロなのは何時もの通りだが、とことん情けんなかったい。ばってん、酒はガンガン飲めたっけん、前よりか増したいね。
 拙い九州弁はどうでも良い。バスの話。長い尾根を降りてバス停にむかって、あと一分で着く時に、神奈中のバスがあたしの横を追い抜いて行った。
 あ、嘘だ!
 嘘なんかじゃ無いもんねー。現実だもんねー。此の路線のバスは一時間に一本、あたしは五十九分待つ訳なのだ。。。。。
 何も無いバス停で待つ気なんざ無いから、湖に沿って歩いた、バス停で四つ位かな。多少は運賃も安くなるだろうし。湖畔の散策だと思えば宜しい。
 山のバスで一時間に一本は凄い。生活路線でも有るからだろう。現に其の日は途中からどんどん乗って来て(登山者じゃないですよ)、超満員になって本厚木に着いた。
 日向薬師からのバスも生活路線だが、宮ケ瀬方面程の本数は無い。特に昼間は二時間以上の空白時間が有る。通勤通学に関係無い時間ってこってしょう。
 大山から降りて来て二時間待つと知った時には、躊躇う事無く歩き出した。一時間半一寸とで伊勢原に着いたから、正解だった訳だ。
 あたしが高校生の頃は、宮ケ瀬路線も二~三時間の空白が有った。仕方無く、川原で飯盒炊爨をした。たっぷり時間が有ったのだ。
 丹沢以外でも、麓のバスは少ないのが当たり前だ。三時間位待つのは常識だ。嫌ならタクシーを呼ぶ事になる。懐は痛むけどね。
 あたしは三時間なら待つ。近所をブラブラして、持ってる酒をチビチビやったり、煙草を吸ったりするのだ。万が一民宿でも有れば、蕎麦とビールだ。貰い湯が出来れば最高じゃんかさあ!!
 其れは特例。殆どが全く何も無い道沿いで時間を潰すのだ。其れも山登りのうちなんです。

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