2013年11月8日金曜日

休題 その百二十三




 何をトチ狂ったか、「やさしい高校数学」を買って来た。数ⅠAと数ⅡBの二冊だ。ちっともやさしくなんかない!
 数学なんざ、四十数年やった事も無いのだが、割と得意だったのと、記憶に頼る部分が少ないので、何とかやれるだろうと思ったのが、大間違いだった。
 あく迄受験用で有る。独特のテクニックのオンパレード、覚えてねーよー、の世界でヒーヒー言わされる。それでも解ければ良いが、解けない(涙)。
 かたっぱから、此れは覚えておくと良い、と公式もどきが出て来る。其の度に何とか導き出そうとするが、大方失敗する。現役の頃はスラスラ導き出せた、二次方程式の解の法則も駄目だった(又涙)。此れは、詰まらない計算違いだったんだけど。
 其の詰まらない計算違いを、そこらじゅうで多発させる。此れじゃあ、正解が出る筈が無い。丸で馬鹿な親父になった気分だ。うーん、其の侭だったか。
 方程式は未だ良い。驚いたのは、場合の数と確率で、悪戦した事だ。昔は出来たじゃんかさー! 昔は昔今は今なんです(又又涙)。
 数ⅡBの方が厚い。軽く数ⅠAを片付けて数ⅡBへ行こうなんて甘い考えだったが、数ⅠAを二度やらずばなるまい。今は最終章の幾何に苦しんで居るのだ。
 いや、驚いた。使わない頭は衰える。説明されて居る内容が、すとは入っては来ない。何度も読んで考えなければ、理解出来ない。
 う、う、情け無い。おらあカボチャ頭だ。
 と嘆いて居ても仕方無い。全く駄目になる前で良かった、と前向きに捉えよう。と言うより、外に仕様が無いのだ。
 多少の惚け防止にはなるだろう。何度も何度も二冊をやり直そう。ん、其の度に新鮮に悩む様なら、結構ヤバイぞ。
 先の事は良い。余計な心配は止そう。でも、集中出来るのはせいぜい三十分、其れ以上頑張ると頭を噛んで仕舞う。
 立派に歳ってこってす。

2 件のコメント:

DOGLOVER AKIKO さんのコメント...

すごい!!!さすが!!!
私は川島隆太教授の「脳を鍛える大人の算数ドリル」に苦労しています(小3程度)!!!

kenzaburou さんのコメント...

さすが、なんかじゃ有りません。
同じ穴の何とかです。
お互い、苦労ですねえ……。