2023年4月26日水曜日

閑話 その四百五


  眠れないのは常の如しです。何時間かゴロゴロして小用で表に出るとガス、ウイスキーを飲み直してやっとうつらうつら、三時にはバッチリ目が覚めて、少し頑張ったが三時四十分には起き出してしまった。

 ワンタン中心の朝食、そしてザックの荷詰めをしてのんびりと一服点けてサブザックを背に出発したのは四時四十分、貧相な朝飯だと速いですなあw

 薄ら明るくなったがガスは残っている。目指すのは大室山、一時間半は掛からない。歩くにつれてガスは消えて行く。相甲国境線は未だ冬枯れだ。上の写真がその様子です。

 加入道山と大室山の間の最低鞍部を”破風口(はふうこう)”と呼ぶ。下り切ると木橋の破風口。何か素敵でしょう、破風口って名前。如何にも鞍部だなって感じませんか。え、そんなのお前だけだって? まあ、確かにあたしの勝手な好みなんですよね。

 後は登り中心。階段や梯子が整備されていて、改めて驚く。大室山は何時も逆から来ていて、そのルートは未整備なサブルート、正規ルートを来るのは何十年振りなもんで。

 薄雲を通して朝日が当たり出した。周りは一面バイケイ草。バイケイ草は五月だったが、早くなってますなあ。桜の開花時期と同じくで、温暖化は確かだ。Co2の所為かは又別の問題。写真は朝日の当たるバイケイ草です。


 
 振り返ると加入道山と富士山。


 
 階段を登り終えると大室山だ。三角点はその先だが、展望もない樹林の中なので今回は行かない。六時前なので、勿論誰もいない。昼間は結構人がいて賑やかだが、大室山にはこの静けさが似合う。南方は薄い雲海で、檜洞丸が樹木越しに見える。


 
 次の写真、左が中川権現山右が畦ヶ丸です。


 
 100度程の展望がある。せめて180度あればと思うが、展望が売りの山ではないのでこれで良いのだ。(続)

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