フランスのマクロン大統領がシナを訪問して大歓迎を受けた。大勢の財界人も同行し、エアバス160機の商談が纏まった。その他にも農作物の売り込みも成功した。
マクロン大統領は年金支給年齢を二年引き上げる決定をして国内で大ブーイング、ストライキの嵐に見舞われて支持率は20%台の惨状なので、シナとの貿易拡大で点数稼ぎを図ったのだろう。
帰りの飛行機内でのインタビューで、フランスは台湾問題には関与しない、ヨーロッパはアメリカに追従すべきではないってな発言をして物議を醸している。明確なシナ擁護の発言で、シナで大歓迎を受けたのも道理である。
本音が顕れているとあたしは見る。外交は綺麗ごとではなく、自国の利益の為に行うものだから。台湾を巡って東アジアで戦争が起きても、そんな遠い所は知りません、である。
フランスは人権に厳しいと思われている様だが、ウイグル人やチベット人や台湾人の人権はどうでも良いので、人権のない人種(?)が存在する事が前提の人権尊重だと考えれば分かり易いではないか。ヨーロッパの人権なんて一皮剥けばそんなもんだろう。
ヨーロッパと日本の外交のレベルの違いを思い知らされるのは、マクロン訪問の数日後には、フランスの軍艦が台湾海峡をしれーっと通過し、開けたインド太平洋を守ると声明を出すところだ。え、東アジアには関与しないんじゃなかったのけえ?
フランスはシナと組んだと見られるのは、勿論本意ではないのだろう。シナの金が欲しいだけだ。アメリカや他のヨーロッパ諸国からの非難を避ける為にやったな、と素人のあたしは思うのだ。だからと言って台湾の戦争には無関係ですよって事。
したたかですなあ。日本の政治家も財界人もシナの金が欲しくて涎を垂らさんばかりの方々を見掛けるが、牽制球の一つも投げて見せてよ。シナに通じる言葉は”力”だけらしいのでね。
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