2017年3月8日水曜日

休題 その百八十六




 日本と決定的に違う点は、銃器の存在だ。拳銃からライフル、突撃銃に至る迄、何処にでも銃は有る。弾にはたまに困ってはいるが、一人に一丁どころか二丁は当たり前の世だ。
 銃社会アメリカならではの話だろう。銃のお蔭でゾンビには対処し易いが、銃口が人に向けられる事が多いのが悩みの種の様だ。徹底した対人不信感も、銃の存在が原因かだ。
 日本なら銃は殆ど手に入らない。手に入ったとしても、直ぐに弾が無くなるだろう。弾を備蓄してる人をご存じですか? 当然そんな人はいやしないので。
 ならばゾンビとどう戦う? 言う迄も無い話だ。今こそ竹槍で有る。B29には全く役立たずだが、ゾンビ相手なら強力な武器になる。何たって製作が容易だ。
 竹を適当に切って来て、先を尖らせ火で炙る。竹槍の一丁上がりである。対人間集団にも威力有る武器として使える。
 叩いて良し、突いて良し、江戸時代のヤクザが抗争の時は皆竹槍で武装したのは伊達では無い。刀を振り回すよりもずーっと威力が有るからなのだ。
 但し単独行動の時は余りお奨め出来ない。数人でチームを組んで死角を補い合う必要が有る。これも日本人にはそう苦手でも無いだろう。割とチームプレイは上手い民族だから。
 ドラマの中では一人の男がボーガンを使う。威力は有りそうだが、連射が効かない。おまけに矢は弾より手に入らない。その男は、ゾンビに射込んだ矢を回収して走り回ってる。ご苦労様である。
 弓矢はどうだろうか。竹と篠竹が有れば作れるだろうけど、ボーガン程の威力は見込めないし、多分習熟するのが困難だろう。動くゾンビの頭を射抜く腕になるのは、不可能に近いのではないだろうか。
矢張り竹槍を振り回すに限る。其れ程の訓練もいらないだろう。続きます。

0 件のコメント: