2017年3月26日日曜日

柄でも無い事 その六十一




 ライト付きのボールペンを貰ってから一月程で又もや梵天荘で入浴した。例に依って光が差し込む湯船は素晴らしい。梵天荘の欠点は、里湯の様にちょいと飲んだり食べたり出来ない事だ。
 従ってコンビニに寄ってチューハイを買い、店先でクーッと飲む。ついでに一服つけるのだ。うーん、登山者と言うより浮浪者に近いけど、あたしのこったからそんなもんさ。そしていそいそと箱根蕎麦へ入るのだ。
 鶴巻温泉駅前は驚く程閑散としてなーんにも無い。本当になーんにも無い。歩いている人もまばらだ。こんなに寂しい駅前は、小田急でも外に一つ有るか二つ有るかだろう。
 コンビニが一件有るが飲食店は無い。路地の先に温泉地らしくスナックやカレー屋がちょっとだけ有るが、其処は駅前では無い。
 改札の横に有る箱根蕎麦が、唯一の飲食店と言う訳なのだ。その為だろうが、何時でも客が居る。客が居るのが不思議な環境なのだが、客が入って来る。
 ラーメン屋とか牛ドン屋とかファーストフード店でも出来たら、箱根蕎麦は経営困難になるかも知れない。それ程人気(ひとけ)が無い町なのだ。
 どうしてなんだろう? 二十数件も温泉宿が有った町だ、今は四件だけどね。もっと賑わって居て当然じゃないのけえ?
 マンションやリハビリ病院や介護施設のビルは立ち並んで居る。住民はそこそこの人数は有るかと思われる。それなのに何も無いし、人も殆ど歩いて無い。
 こんな事書いてるようじゃ“柄でも無い事”ではなく“どうでも良い事“ですなあ。題名を変えるとしよう。 嘘ですよーん。
 鶴巻温泉駅の箱根蕎麦で何度か蕎麦を食べて、こんな閑散とした所で何で客が次々と来るんだろう、と不思議に思っただけの話で、失礼をば致しましたです。

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