2017年3月15日水曜日

休題 その百八十八




 日本刀を背負った謎の黒人女性が出て来る。最初は殆ど口をきかなかったから、謎の存在だったのだ。やけに長い刀で、佐々木小次郎の物干し竿と言うところだ。
 柄は右肩から出て居る。これじゃ絶対に抜けないじゃんかさあ、と見て居たらラフに担いで居て、ズラして抜けた。此れならOKだ。時代劇の刀なの背負い方は間違っていて、柄は左肩から出て居なければ抜けない。
 但し、彼女の背負い方では抜き打ちは出来ないが、そんな設定は無いので宜しかろう。長い刀を振り回すのは威力抜群である。
 剣道の様な面への押切も行う。実は、此れを繰り返すのが一番速いし確実な筈だ。上段に構えて片端から面を撃つ。最も無駄が無い攻撃方法だ。
 多くの人間はナイフをゾンビの額、もしくは頭頂へ突き刺す。此れは相手に相当接近しなければならないので、偉く危険性が増す。何せ引っ掛かれてはいけないのだから。
 製作者の中に、多少剣道を知って居る人間が加わって居るのかも知れない。もっと面撃ちを多用すべきかと思うのだが、スリルが減るので敢えて避けて居るのかもだね。
 やっと、一人の科学に強い男が、弾を造ろうと言い出した。当然の発想である。調達してはぶっ放してたら、直ぐに弾切れになる。
 日本で一番手に入り易いのはパチンコの玉だろうか。鉄パイプを加工して手製銃を造るのは可能だろう。火薬は黒色火薬か、肥料を元にした簡易爆発物で良かろう。化学科出身の人間には容易い筈だ。あたしは化学は全くダメなんでパス。
 此れは対ゾンビより、万が一の対殺人強盗集団への為だ。谷奥のコミュニティは外のコミュニティを探して連携を図る筈だ。襲って物資を奪うより、協力し合う方が遥かに安全で効率が良い。アメリカの様に疑い警戒ばかりってえのは無いだろう。続きます。

0 件のコメント: