2016年8月21日日曜日

嗚呼、中高年よ その六




 では説明しよう、登山道での遭難が80%なのだよ。何だ此れは? 其れは私が聞きたいんだよう(涙)。
 纏め記事が無いのでランダムに最近の丹沢の遭難を探して見た。平成二十六年上半期なんざ関係無く、かたっぱからって事。
 沢での事故は、源次郎沢、勘七沢、小川谷で死亡事故を見つけた。外にも有るが幸いにも大した怪我ではなかった様なので、こんな処だろう。昔と違って、今は素人衆が無闇と沢に入りはしないのだ。
 丹沢山、檜洞丸、モロクボ沢ノ頭、大山、高畑山(!)で死亡事故を見つけた。高畑山ってえのは三ツ峰を下って来て里寸前の最後のピークだ。尤も、巻き道は確かに整備が悪くて多少ヤバくは有るけど、一寸と下れば民家が有る場所なのだ。
 確かに、登山道だからと言って安全が保障されて居る訳では無い。慎重に下らなければヤバい路は五万と有る。其処は誰でも慎重に下るものだ。
 大山の事故はケーブルカーの終点の下社から見晴らし台へ向かう巻き道だ。観光客も通る超一級国道で有る。考えられないけど、現に滑落して亡くなって居る。
 確かに檜洞丸の下りで滑ったら、命に係わる所は多い。今迄はそういう事故が無かっただけって訳だろう。
 そうなのだ、滑ったり、躓いたり、バランスを崩したりする事は、当然有り得る。私だって幾つも覚えが有る。唯、運良く大事に至らなかっただけだ。
 此の間も高取山から弘法山稜線に出て、一寸と余所見をしたら根っ子に足を取られて見事にバタっと前倒しになった。緩い坂だったから良いが、急斜面だったらどうなった事や
ら。尤も急斜面では余所見はしないが。

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