2016年4月26日火曜日

クソ面倒な話 その四十八




 古い投稿の再掲です。今でも状況は同じなので。
 どうしても言わざるを得ないのだ。日本には核発電(原発の事)が当分は必要だと言う話なので、反対の人は絶対にスルーの一手です!!
 何で核発電と言うかは前に書いたから繰り返さない。
 核発電が全て止まった。喜ぶ人も居る。あたしも其れ程気が変では無いので、其の気持は分かる。核なんざ無いに越したこたあ無い。
 じゃあ、一番危険な核兵器を無くして下さい。え、出来ないって?そんな筈は無かろうって、平和利用の核を無くせる位なんだから、人類滅亡を引き起こす(其れも何回も核兵器を無くせないなんて、ご冗談でしょう?
 勿論分かって言って居るので、核兵器は無くならない。持ってる国は放棄する気は微塵も無い。持って居ない国は、必死に開発を進めて居る。無くなりっこ無い。保証しよう。
 兵器(目的は敵を殺戮する事)は大手を振ってまかり通り、発電は危険だからと止めて仕舞う。あたしには倒錯した思考に思われる。
 核兵器には何重にも安全装置が付けられ、極力事故を防ぐべく努力がなされて居る。当たり前だ、うっかり飛び出たら、人類滅亡の引き金に成りかねないからだ。従って、最新技術の塊(そうで無い国も有る)の様だ。
 では、核発電もそうしよう。ほぼ其れに近い水準に(特に日本は)来て居るのだが、此れで核発電を否定すれば、其の技術も失われる。世界的な損失で有る。前述の通り、粗雑な核発電所が中国にずらーっと並ぶ事になる。事故れば偏西風に乗って、日本列島に放射能が降り注ぐ。悪夢で有る。
 さて、此の侭核発電を止めると、電気代が上がる。無理も無い。火力発電で補うには、新たに二兆円のオイルを輸入する必要が有る。壮大な無駄だ。財政困難な癖に。
 其の上、電力は不足する。良くて計画停電、悪くすれば突発停電だ。おまけにCO2加して、削減どころでは無くなるのだ。
 電力が高くて不安定、製造業は国外に逃げる以外に選択肢は無くなる。国内の産業の空洞化は加速し、失業者も増える。此れは知ってる人は皆知ってる事だ。
 核発電の放棄は、緩慢な集団自殺だと言われるのは、そう言う訳だ。エコ発電の幻想を振り撒いてどうする?何十年後に完成するの?今此の時に、賢明な判断が求められて居る。
 関西では核発電の再開が始まった。橋下市長は敗北宣言をしたが、其の場しのぎの、所謂「姑息」な手段で有って、根本的な思考がなされた訳では無い。未だ何一つ解決しては居ない。

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