2015年12月21日月曜日

柄でも無い事 その五十一




 先日コーラス部の同期生Niのコンサートに行った。成蹊大学OBグリーで有る。男性はEbとあたしの二人、女性は先輩二人と同期が五人(だったかな?)。
 中野zero小ホールはびっしり満員、伝統有る学校は違いますなあ。たっぷりと色々な歌を歌った。練習に二年は掛かるだろうと感心させられる。
メインは組曲富士山だ。草野新平の富士山二十六編の詩から五編を選んで、多田武彦が作曲したものだ。
 あたしは其の中の第弐拾壱に惚れ込んで居る。組曲としてはラストの曲だ。許しも得ずに詩を記そう。人もろくに居ない絶海の孤島なので、一つお目こぼしを。

 平野すれすれ
 雨雲屏風おもくとざし
 その絶端に
 いきなりガッと
 夕映えの
富士

降りそそぐそそぐ
翠藍ガラスの
大驟雨

長い間翠藍ガラスを摺り板ガラスだと思って居た。聞くとすいらんガラスと歌って居る。Ebは早稲田グリーで指揮者だったので聞いてみた。「すいらんガラスってきこえるど、何なんだい」「ああ、翠藍ガラス、青いガラスだよ」「え、摺り板ガラスだと思ったよ」。
 良い恥をかいたが今に始まった事ではないので良しとしよう。
 グリーの諸君はさぞや旨い酒を飲んだ事だろう。打ち上げの酒は最高なのだ。コーラスでも劇でも変わるまい。
 久方振りの旧友達とゆっくり話したかったが、ヤボ用の為に直ぐに皆とは別れなければならなかった。
 又成蹊OBがコンサートをやってくれれば、喜んで出かけましょう。コーラスは歌っ聞いても良い物ですな。

0 件のコメント: