休題だが山の話。術後の山だ。何せ退院暫くは駅に行って帰って来るのでやっとだったんだもんね、山なんざ夢さってもんでした。
駅に行って帰って来るったって、本人は一生懸命歩いているのだが、皆が抜いて行く。杖を突いた爺さんにも抜かれる。唖然とした。
でも家にいると歩かない。だからリハにならない。歩けば良いだろうって? 分かってるのだが、変に億劫なの。近所を歩き回るなんて嫌だ。腹掻っ捌いた人なら、その感じ分かってくれるかもね。
じゃあ低山ならどうだろう?温泉も付けちまおう! え、やる、やる、それならやる!
あたしも自分を知ってますなあ。上手い妥協案を出したら、間抜けが簡単に乗って来た。
と言っても無理は出来ない。死んでも出来ない。死ぬ前に死んじまう。 ???? 下らない冗談は置いておこう。当然無理の無いコース。そう、我等が(誰の?)弘法山コースだ。
ゆっくりと出掛け、ゆっくりと歩いた。新緑が始まろうと言う季節。寒くも無いし最高だ。春霞なんざどうでも良い。リハビリなんだから。
意外と歩けた。山は、たとえ低山でも違うんだ。近所を歩いているのとは、気分が大違いなのだ。
思いの外楽ちんに鶴巻温泉に下れた。そして温泉。極楽だなあ、こんなリハなら苦にならない。温泉のあとにはチューハイ、苦になるどころじゃない、是非せっせと行きたい。
そして今ではあたしのリハビリの山、高取山から鶴巻温泉を繰り返せる様になった。矢張りリハは山ですなあ。
とは言っても僅か556mの高取山から戻ると、グッタリしている。温泉でも、立ち眩みを起こす。一杯の缶チューハイが無闇と効いて、駅から家がかったるい。
まだまだなのです。これからも確り歩こうと思ってるです。
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