2020年7月9日木曜日

休題 その三百十七



 非常事態解除になったら箱根蕎麦も再開した、目出度い。予想通り広い店舗のみで、座席も間引きしている。従って、超小型店の町田北口店は閉まっている。南口店は広いので営業してくれたのは幸いだ。
 座席は間引かれて六割一寸とに減り、箸はビニール包装された割り箸になった。昼飯真っ盛りの時間でも、多少空席がある塩梅だ。武漢肺炎前なら、行列ができていた。急には客が戻らないのだろう。
 六月も末になるとボチボチ座席難民が出始めた。ドンブリを持って座席を探してうろつくのだ。あ、空いてると思って行くと、使用禁止だったりして気の毒である。使用禁止と紙の貼ってある席を難民でも使わない。これがアメリカだったら、誰もそんなの守りゃあしないだろう。大体、マスク一つさせようとしても、マスクよりコロナを!とか訳の分からん事を叫ぶ民族性なので、何をか言わんである。外にもそういう国は結構ある様だ。
 難民が出始めたら、横並びのには間にアクリル板を立てて遮断し、全席使用できるようにした。それで座先は七割減位になっただろうか。未だ行列ができるには程遠い、丁度良いってところだ。飲食店や宿泊業の苦境は未だ未だ続くのだ。外の業種もそうだけれど。
 五日程前の事、七十代後半と思しき(おぼしき)女性が変換口に食器を返し「美味しかったわ」と声を掛けていた。出口に箱根蕎麦のツユを売ってるとのポスターがある。その女性はそれを見て、「めんつゆを売って下さい」と言って販売機での買い方を教わっていた。
 唯の立ち蕎麦のつもりが、お、こりゃあうめえや!と素直に驚いたのだと推察される。さもなきゃめんつゆ迄買って帰らない。第一外のチェーン店でめんつゆなんて売ってないでしょう、きっと。大盛りだって百三十円、高いのだ。うちの蕎麦は高いと言ってる訳だ。
 箱根蕎麦から一銭も貰ってないですからね、誤解無きように願います。。

0 件のコメント: