2020年7月12日日曜日

休題 その三百十八



 前に映画ボヘミアンラプソディに触れた。ボヘミアンラプソディと言う曲は好きだが、クイーンが好きな訳ではない、と書いた筈だ。ボヘミアンラプソディを初めて聞いたのは大昔、クイーン来日前の頃だった。衝撃的感動を受けた曲だった。
 映画を見直して見た。感想がガラッと変わってしまった。ボヘミアンラプソディと言う曲は好きだしクイーンも好きだ、に変わってしまったのだ。写真は例に依って無断転用、失礼(汗)。
 一度目は気付かなかった、ギター二人とドラマーの極めて高度な演奏技術、フレディの途轍もない歌唱力。そして独自な音楽の展開。一度では分からなかったとは、如何にもおバカなあたしらしいです。
 ボーカルのフレディの外は皆理系と言う珍しいバンドなので、色合いも違っているのかも知れない。リードギターが天文学者、ドラムが歯科医の卵、ベースギターが機械工学。
あの険しい顔つきのリードギターが天文学者だとは面白い。因みに彼のギターは手作りで、各種の音が出せるそうだ。レコードには「シンセサイザーは使用してません」と断わりが入っていたと聞く。
 映画の圧巻は最後のライヴ・エイドのシーンだろう。あの観客部分は実際の映像を転用してるのだろう。エキストラで埋めたらそれだけで製作費は無くなるから。
 ユーチューブに実際に映像と映画のシーンを同時に見られる物がある。全くピッタリ合っているのだ。フレディ役者の動きのコーチがいて、完璧に仕上げたとの事。
 外の三人も死ぬほど楽器で鍛えられたのだそうだ。大変だっただろう。でも、役者冥利に尽きるとはこの事。立派にやってのけたのだからね。
 何度も観に行った人が多い映画だった。何度も観に行く気持ちが、やっとわかったですよ。武漢肺炎のお蔭ですなあ。

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