2017年1月16日月曜日

閑話 その二百十四




 下社駅でのおばさんとのやり取りの続き。
おばさん「何なのそれ」
 極めてまともなご意見で有る。ダラダラ行って下って終わり。そんなふざけた登山者が居るのけえ? ふっふっふ、居るんだよねえ。
私「心臓や膝や足首に難有りのグループなもんでしてね」
 おばさんも納得したらしく、道を教えてくれて、一件の売店へ入って行った。大変だなあ、荷揚げして店を開くんだ。あたしらが様なヘニャヘネニャパーティの存在なんか、想像も出来ないんだろうね。
 巻き道は意外と整備されて居て、こんなマイナーなルートまで神奈川県は整備するのかよ、と驚く。大いに助かるのだが外に予算を使わないで良いのかって、そんな事考えるのは余計なお世話でしょうね。
 蓑毛越には単独行の男性が一人休んで居た。そこへ三人連れの若者のパーティが登って来た。こんなマイナーな所だが、結構人が来る。
 此処から直ぐに浅間山、舗装された道が登って来ている。稜線通しは舗装こそ無いものの、車が通りそうな路だ。前に来た記憶では展望が開けて居たが、実際は展望は無い。
 いやあ、最近は記憶に自信が持てんですよ。従って成るべく言い張らない様に心掛けては居るが、たまに失敗して仕舞う。此の歳になったら、忘れて当たり前、位に思わんやってられまへんがな。
 さて、目前に高取山が迫って来た。結構登りでが有るのだ。勿論、そんなとこを登らせたりはしない。林道を右に下って行く。と、少し下ると登り気味になる。明らかに変だ。
此処で即引き返せば傷は浅いのだが、もうしばらく行って見よう精神が傷を深くする。分かってんだけどねえ、又やっちゃった。
 標識が有り、此の侭行くと浅間山だ。詰まり頂上へ登る舗装道路だった訳だ。こうなりゃ引き返すしか無い。続きます。

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