2020年8月6日木曜日

再び人気投票 その六



 第三位蛭ヶ岳の続きです。
 昔はブナ林の中を登って行った。今は木道があってそこを歩く。植生保護の為だから仕方なかろう。良くぞこんなに木道を造ったもんだと感心するが、あの全く自然だった昔が懐かしくもあるのだ。
 小屋に泊まってゆったりと暮れて行くのを眺めるのは、最高の贅沢と言える。勿論手には缶ビールだ。晩秋から冬は、日は富士山に沈む。日没後は見事に赤をバックの陰富士になる。尤も、その頃は寒さで震え上がっているんだけどね。
 堂々三位だが、一、二、三位はどう入れ替えてもそうは文句は付かない筈だけれどね。でも、この愚ログの一位には、一寸と文句が付くかもですよw

  
★第二位 塔ノ嶽 1491m
 表丹沢の盟主、展望抜群、登降する人の多さ、第一位でも当然なのだ。何故第二位になったかは第一位の所で説明しよう。
 モロに平野とその先の海に面しているので、蛭とは雰囲気が異なる。解放感がある展望なのだ。大倉から登って行くと、大分崩れちまった土止めに着き、其れを上がると尊仏山荘が山頂奥に鎮座している。丹沢で(多分)桁違いに商売になっている小屋だ。それだけ訪れる登山者が多い訳である。
 春夏秋冬を問わず登山者がやって来る。雨や雪の日は激減するけど、其れでも好き者はいるもので登って来る。大倉尾根から、表尾根から、鍋割から、主脈・主稜・三ツ峰・堂平から丹沢山経由の諸君も、やって来る。比率は下がるが玄倉から来る変わり者(失礼!)そして沢登りの諸君だって頂上を踏む。
 南面の水無川は沢登りのメッカ的存在だ。たまに戸沢出会いにテントを張って、片端から沢を詰めるパーティもいる。彼等のテントはオートキャンパーの大きいテントに埋没して、可愛らしく見える。(続)

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