2016年2月21日日曜日

閑話 その百八十二




 年が明けたらもう二月だ。早い事早い事、歳と共に月日の経つのが早くなる。相対性理論との関係は、勿論無い。
 今年になってから未だ三度しかリハビリに励んでいない。何だかガタガタして機会を失っていたのだ。
 一月に二回、今月に入って一回で有る。偉くサボったものだ。これじゃ治る物も治らないとは分かっているのだが、つい。
 行先はお決まりの高取山から鶴巻温泉だ。一月の初回は麓にマイクロバスが停まっていた。こりゃあ大きいパーティが入っているぞ。
 聖峰が近づくと人声で騒がしい。だがこれは七人のパーティだったので、マイクロ組ではなかった。
 階段を登り切り稜線へ出る処でマイクロ組に追い付いた。十七人のパーティだった。頂上は一杯になるだろうから、少し離れた場所でパンなぞ食べていたらぞろぞろ登って来た。
 行先を聞くと鶴巻温泉だとの事で、風呂が混む前にと早々に頂上を辞す。此の日は人が多く、幾つものパーティと擦れ違った。若い女性三人のパーティに聞かれた。念仏山との中間位の位置だった。
彼女「高取は近いですか」
私「近いと言えば近いし遠いと言えば遠い」
彼女「ビミョーですか」
私「最後に少し登らされますよ」
彼女「ドッヘーッ」
 こんな塩梅にとっとと進んだ。里湯に着いたら十二時二十分。何時もは四十分着だから大分速い。マイクロパーティに追い付かれるのが恐怖だったのだろう。
 その努力は無駄だった。風呂は既に混んでいた。人の多い日だったんですなあ。
 あと二回は空いた静かな山だった。温泉もまあまあ空いていて、こうでなくっちゃと喜んだのです。

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