何時か書いたが、若い頃は山で歌った。しょっちゅう歌った。テントの外でも、中でも、小屋の外でも、焚き火を囲んでも、昼飯の時でも、歩いて居てさえも歌った。
今は歌いやしない。ま、其れは良い。歌より酒になっちまったんだから、哀れだけれども仕方が無い。せいぜい旨い酒を飲み給え。誰に言ってんだって? 勿論自分にだ。
若くてまともな頃は、一体何の歌を歌って居たんだろう?
で、私には珍しく思い出して見た。何せ大昔の上に思いの外沢山有って手に負えない。仕方無く、調べたりメモったりして、分類迄しちまった。無精者の面汚しで有る。
どうでも良いこったって?そうなんだけど、一つの時代を側面から表す企画なのだ。へへへ、格好つけ過ぎた。そんなー時代もーああったねとー♪と言う事だと思って下さい。
驚いたのは、山の歌と言い乍ら、山の歌は余り歌って居ない。一番多いのは流行り歌だ(古い流行り歌も含む)。歌は世に連れ世は歌に連れ、の言葉通りで有る。
流行り歌が56%、山の歌が23%、各国民謡が21%だ。民謡の中ではロシア民謡が多い。そんな時代でしたなあ。新宿の歌声喫茶“灯”に通ったもんです。ロシア民謡の大合唱でした。
さて、あいうえお順に行くのがセオリーだろうから、そうしよう。其の中で流行り歌から行って見よう。多分、一番面白い処だろう。次が各国民謡、最後に山の歌としよう。
あ、題名は勿論書くけども、歌詞は出だしのみとする。知ってる人は其れだけで分かるだろうし、知らない人は歌詞を全部書いても分からないだろうから。
うん、とても理に適って居る。時々、感想や思い出、説明が入って、煩いだろうけど、何、其の位大した害にゃあなるまいて。
(雪山賛歌 その二へ続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿