2024年5月1日水曜日

閑話 その四百四十七


  先月七日に次女が仲間と二人で爺ヶ岳ピストンをした、との事で驚いた。無雪期なら扇沢から九時間弱で往復できるが、積雪期は夏道は巻路の為使用不可能で東尾根を登る。路ではないので苦労だ。十一時間掛かったと言うが、さぞや疲れた事だろう。

 四月の初めなのに雪が少なく、下の方はぐちゃぐちゃの泥で大変だったと言う。いやあ、何と雪融けの速い事よ。うっかり地球温暖化か、と思ってしまいそうだ。

 あたしは春の東尾根を三度登っているが、雪の状態は毎度違った。楽な時もあれば、変に雪が波打って偉く苦労した時もあった。でも雪が融けて土が出ている事はなかった。ゴールデンウイークでですぞ。

 雪の東尾根がきついのは、雪の直登ばかりだからだ。尾根の傾斜をその侭登る。45度な45度の傾斜だ。逃げようがないので馬力で行くのみ、ね、辛そうでしょうが。

 上の写真は大分登ってから見掛けた雷鳥のようです。天気が良さそうで羨ましい。尤も後期高齢者のあたしは、ピストンなんて想像しただけで疲れ果てるけどねw

 次女と仲間は若さ(比較して)ですなあ。昔のゴールデンウイークでも、登山口の河原にテントが何張りかはあった。それをベースにピストをしていたのだろう。昔のあたしは若くて(え、バカみたいな表現?)、ピストンなんて勿体なくてしなかった。為に幕営具を担いで喘ぎ喘ぎ登るのが東尾根だった。

 頂上からの展望も送ってくれたのだが、動画なのであたしのPCには取り込めないの。大分使っているので、古いバージョンになっちまったんでしょ(涙)。その動画を見ると丸で六月の山の感じだ。一気に気温が上がったから、一気に溶けた。天神平スキー場も営業終了している。何時もならゴールデンウイークが稼ぎ時なのに、気の毒に。

 爺ヶ岳、もう一度登ってみたいです。

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