2025年12月13日土曜日

閑話番外 その百八十六

 


 大山見晴台から東南東へ下ると日向薬師(ひなたやくし)へ出る。その裏山が日向山で400m位の低山だ。半世紀以上の丹沢歩きで二度登った事がある。高校時代と、二十年程前にS、Kと行った。その時は台風の後だったので、吹き折られた植林の枝を搔き分けて歩いた。今では頂上を林道が通っている。もう、山だか何だか分からない状態になっちまった。

 その日向山に九日に山火事が発生した。TVでも放映されたので御存じの方もいるだろう。三日間に亘って消火活動が行われた。ヘリで消火剤を散布し、近隣自治体の消防官も動員しての作業だった。やっと十二日の夕方に鎮火した。乾燥してるのでねえ。関係者の方々、本当にご苦労様でした。

 さっき、山だか何だか分からない、と書いたが林道のない昔は山だった。但し植林に覆われているので、詰まらない(失礼)山だった。高校時代はどうだっただろう。もう植林だったかも知れないが、余りに昔で忘れてもうただよ。

 日向山は大山の支尾根の末端にある。下れば七沢温泉だ。何て事ないピークだが、地図には他の山と同じ大きさで「日向山」と書かれている。何か謂れがあるかとググって見たが何もない。日向薬師からのハイキングコースとして案内がある。日向薬師が有名なのでそのおこぼれって事ですかね。

 植林が焼けたので持ち主には打撃だろう。でも、ブナ林帯が焼けたのでないのは良かった。偉く不謹慎ですね、お詫びします。

 ブナ林帯が焼けたら再生に何十年掛かる事やら。そこで暮らす小動物も行き場を失う。保水力も減少する。植林なら住める小動物は殆どいない。保水力も最初からない。紅葉もなければ鮮やかな新緑もない。

 植林に恨みはないです。働く人達には敬意を持っています。職場に着くのが登山なんだから。そして急斜面で仕事です。普通の根性ではできっこない仕事ですので。

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