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2024年12月18日水曜日

休題 その五百五十七

 

 YとMとあたしでご苦労さん会の旅行をしたとは、随分前に書いた。今回は旅行ではなく飲み会、何せMに会うのは二年振り位になる。山に行けなくなったYとも滅多に会う事もなくなったので、先月久しぶりに飲もうと二人で新宿で会った。その時に見つけた西口の店が気に入ったので、そこへ行った。その店の事を書いた様な気がするが、忘れてもうた。

 Mは退職後二種免許を取った。じきに七十才なんだから今更タクシーでもあるまいし、まあ、取りたいのだろう。小型バイクの免許も取ったと言う。今更バイクで走り回る訳でもないだろうに、まあ、取りたいのだろう。

 Mは大型免許も持っている。取りたい免許を次々取れるのは、思えば立派なものだ。あたしなんぞは普通免許の仮免さえ二度も落ちた。偉く不器用なんです。その癖路上に出たらすーいすい、教官に「前に運転してました?」と聞かれた。百人に一人位、あたしみたいな人間がいるそうだ。どうでも良いですね。

 今Mは介護の仕事をしている。神社の役もあって、お祭りの神輿の担ぎ手がいなくて困っていたそうだ。九十九里浜だもんねえ、若者なんかそうはおるまい。前の役員達は一万円の日当で釣って人を集めたが、前払いしたので途中で抜けられて、最後は役員達だけで大苦労だったそうなw

 で、Mはそんなバカな事はやめて担ぎ手を募ろうと提案した。役場や駅や目立つ所に募集ポスターを張ったら、何と百人も応募があった。Mは前向きな良い提案をしますなあ。前の会社で重宝されたのも尤もだ。

 介護の仕事は何も教われずに始まり、おばちゃん達に「何やってんの!」と叱られ乍ら様子を掴み、今ではすっかり頼りにされる様になったと言う。うーん、並外れた頑張り屋であります。

 てな話をしながらゲラゲラ笑って、三時間以上があっと言う間に経ちました。古い友達とは良いものですなあ。

2019年3月16日土曜日

休題 その二百四十九


 三人の旅行は二月の末だったが、宿は若者だらけ、我々が最年長者だった。それにやけに女性が多い。普通は年配者が一杯で、たまに若者もいるってえのに何事なんだろうか。
 Mがホテルの従業員に尋ねた。そこんとこがMの営業マンとして優れてるとこで、あたしやYはシャイなもんで役にも立たない。卒業旅行の諸君が多いとの事。成程、何と無く華やいで、ジジババが多いより大分宜しい。
 露天風呂は割と広いが、岩の間に隙間が有って、摺り抜けると又露天風呂が有る。我々貸し切りでそこに小一時間入っていました。結構贅沢な話ですなあ。
 食事はバイキング。そうなるとYの独壇場である。満載の皿を平らげて、第二次攻撃隊が出動する。あたしの三倍、Mの倍は軽くこなしただろう。
 食後に部屋で飲み乍ら二十二時近く迄頑張ったが、夜に弱いあたしはダウン、三時間近く寝て目覚めるとYとMは未だ話し込んでいる。あたしも加わって朝の四時迄騒いでいた。
 七時頃起きて朝食へ行くがこれもバイキング。そして又Yが食べまくった訳だ。完全に元は取っているですなあ。
 睡眠不足に極度に弱くなったあたしは、朝食後急に酔いが回ってグロッキー。手術以来、全くだらしない。
 為に、小田原城にも行けずに、計画していた蕎麦も食べに行けない有様になっちまった。ただひたすら小田急に乗って帰って行ったのだ。仕方なくYとMはJRで帰った次第。
 ご苦労さん会も竜頭蛇尾になってしまったが、ひとえにあたしの所為なので、何とも申し訳無い次第であった。
 後で思えば酔いが回ったのではなく、具合が悪くなったって事で、寝なくちゃ駄目なんです、あたしは。山なら十七時には寝るので、夜中の宴会にも耐えられるのだろう。
 YもMも、長い間ご苦労様でした!

2019年3月13日水曜日

休題 その二百四十八



 前章でYから冬山用のジャケットについての問い合わせがあって、次に会った時は新品のジャケットを着て来た、と書いた。何で会ったかと言うと、Yの退職祝いで旅行に行ったのだ。もう一人同行者がいた。Mである。
 Yは同じ会社の同僚だったとは既述だ。Yは定年退職してから嘱託で働いていたのだ。その会社が某企業に買収され、六十才以上の人間は整理されて、退職したのだ。
 これは仕方ない、世の中の定理みたいなもんである。買収した会社から如何に利益を絞り出すかが目的なんだから、人員は遠慮無く整理される。残った人間でやれ、って事。
 Mは定年を解除されて現役で営業として働いていたが、エリアが千葉県全域と神奈川県西部なので、広い上に離れている。おまけにMの家は九十九里なのだ。
 たとえば平塚で夜に仕事が終わる。九十九里迄帰らなければならない。何と遠い、丸で旅行じゃないかい!
 翌日も同じ会社に来なければならないとする。泊まれば良いじゃんさあ。それが、何か持って来なければならなかったり、段取りが必要だったりしてデポへ行かなければならないので、結局帰る事になるんだって。
 詰まり疲れ切ってしまったのだ。休日はひたすら寝て過ごす事が多いのだそうだ。そりゃあそうでしょう。千葉県全域だけでも充分なの、普通の人は。で、流石のMも体が続かずに辞めたのだった。
 じゃあ山ではなく旅館でご苦労さん会をやろうとなったのだ。箱根湯本の宿が、普段は一万円以上だが、部屋はおまかせで九千円一寸との企画があったので、それにした。
 その宿は、あたしがYのいた会社を辞めた時に、妻とご苦労さん会で泊まった宿だ。まあまあの宿だったので選んだのだ。部屋はおまかせなのだから、石垣しか見えない部屋だった。そんなのは男三人、問題じゃない。(続)