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2021年12月18日土曜日

閑話番外 その百二十七


 先日の朝、突然妻が「いたたた」と叫ぶ。右に傾いて痛がっているので「どうした!」と聞くと「右の脇の下がつった」と言う。あらら、珍しくも面倒なとこをつったもんだ。

 つる、とは筋肉が収縮する事なので伸ばさなければいけない。右手を取って上に上げようとすると痛がるのでできない。「暫くすれば治るさ」と見ていると治まった。

 我が家のポットは電動式ではない。お湯を出すには押して出す古いタイプだ。何度も押してお茶を入れる時に、その動作に依ってつったと言う事だ。

 普段から妻は押すのに力が必要で大変だと言っていた。本当はそんなに大変でもない。妻の言う様な力仕事ならば、そのタイプのポットは市場から消え去っている筈だ。妻の筋力が落ちたと言うのが正しいだろう。

 何でも便利になったのは結構だが、失うものもあるだろう。例えば筋力。それを補う為か、スポーツジムは盛況だそうだ。武漢肺炎の為にダメージを受けてはいるだろうけど。

 そう言えば始まりの頃、スポーツジムでクラスターが発生して騒ぎになりましたなあ。それから暫くは、誰も近寄らなくなったのは気の毒であります。

 あたしも丸々二ケ月に亘って咳に苦しめられ、一寸と急ぎ足で歩くと息が切れる塩梅だ。あの、休まないのが生き甲斐の医師の薬は効いてないんじゃないのかなあ。丁度薬が切れたので、数日薬なしで過ごして様子を見よう。それで変化がなければ薬は無意味だったってこった。そうしたらどうすりゃ治るんだ? 行きつけのクリニックは、風邪だと言うと入れてくれないしPCRを受けさせられるし。二ケ月続く気管支炎は流石に長すぎる。何か悪い病かなあ。

 妻がつった話でした。自然と治ったが、念の為にと津村の68番を飲んでいた。治ったなら必要ないのだが、お守り代わりですなw

2021年4月19日月曜日

閑話番外 その百十九

 


 暖かい日が続く。桜も三月が当たり前になった。昔の入学式は満開の桜の元でだったが、今じゃ卒業式に桜となった。今年の春山は連休を予定しているので、又もや雪のない山になっちまうかと恐れているですよ。

 春山に限らないが、Yと一緒のテントの中での恒例行事(?)がある。夜中の宴会じゃないですよw

 足がつるのである。太腿だったりふくらはぎなら未だ良い。つった部位を伸ばせば済む。両方一遍に来ると伸ばすに伸ばせないので、大分厄介である。もっと厄介なのが、足の甲とか太腿の内側とか指とか、変なとこがつる事。思う様な対処ができないのだ。

 飲んでいるとYが「イテテテ」と呻きだす。お、つったなと分かる。大抵はごそごそと正座すると収まる。Yは太腿に来るのだ。それが何度も起きる。Yのテントは広いと言っても、座敷で伸び伸びする程広くはない。どうしても無理な姿勢を強いられるのでつるのだ。

 数年前の大室山中腹のテントで、あたしの太腿とふくらはぎと足の甲が同時につった。何とも手の打ち様のない状態である。どうするったってどうしようもない。唯々転がった侭痛みの去るのを待つしかない。

 五分位で痛みが和らぎ「つったよ」と言うと「急に黙り込んで、どうしたのかと思った」Yは言う。そうでしょうとも。急に転がって無言になっちゃんだからw

 二人だから良い。もし引っ張って貰えば治る状況なら、引っ張って貰える。単独だったらひたすら耐えるのみだ。最近は腹筋がつる様になった。うっかり急に前かがみになると腹筋がつる。衰えてるんですなあ。凄く痛いのだ。暫くは動けない。単独の時に限っているのが面白い。Yと一緒の時より負担が大きいってこってしょう。

 今年もテントでつった騒ぎができれば良いけど、緊急事態宣言が出そうで心配です。

2017年11月13日月曜日

閑話番外 その百




 夏の高取山で12Kgを背負ってひどい目に会ってから小さなリュックで登るようになった。相当懲りたのだろう。秋になっても未だ12Kgには戻れないでいる。
 其の代わりタイムに挑戦を始めた。過去最高は二時間十五分である。或る程度頑張ったら、矢張り二時間十五分だった。もう一度頑張ったけど、矢張り二時間十五分、これがあたしの限界けえ。
 よし、もう五分何とか縮めてやっど、と先日挑戦して見た。せっせと頑張って、二時間十分で里湯に着けた。やったー!
 彼方此方で何度か、登山者同士の話で「津村の六十八番がつった時に一発で効く」と言う会話を聞いていた。ふーん、そうなんだ。
妻は腰痛から背中の痛みに移行して筋肉が張って、医者から津村の六十八番を処方されていた。それがどうしたってんだ? それがこれからの話に関係するのだよ。
 新記録を出したっても、たったの五分なのだけれど、その五分が中々縮められないの、情け無くはあるですよ(涙)。
 里湯でゆっくり温泉に浸かって、缶チューハイをグーっとやって、箱根蕎麦を食べて帰宅したのは何時もの通り。思いの外快調だ。
 帰ってから右足の甲がつり出した。矢張り相当負担を掛けていた訳だろう。寝ても立っても座っても痛みは募るばかりなの。
痛さでウロウロしてると、妻がどうしたかと聞く。甲がつったと言うと、妻は津村の六十八番を飲めと言う。うん、試して見よう。
 いやあ驚きました。飲んだ瞬間すーっとつりが収まった。噂は嘘ではなかったのだ。結構感動ものである。足の甲のつりは手の打ちようが無く、思いの外面倒な症状なのだ。一発ですよ、一発!
 リハビリにせっせと通った山で、タイムに挑戦できる様になったと言うのは、とても有り難い事なのでした。