2026年6月12日金曜日

閑話 その五百三十九

 


 昨日弘法山へ行って来た。あ、怒らないで下さい、今のあたしに取っては精一杯の里山になったですよ(涙)。

 その上、お子ちゃまカメラの写真をPCに移せなくなって、午前中悪銭奮闘したけどダメ。正確に書くと、一度成功してファイルに移し、その残った写真を削除したらファイルの写真も消えてしもうただよお。んで悪銭奮闘、丸でバカだがバカなんで仕方ないっす。依って上の写真は他の時の物、昨日も咲いていて写真も撮ったので。カメラの中だけどねw

 何だか弱って来ちゃった様で、相当頑張ったんだけど一時間四十八分掛かった。時間が掛かっただけではない、ガクッと疲れたのだ。里湯に浸かって湯舟から上がると、貧血になって膝をつく。少し涼んで又湯に入り出る時に又貧血を起こす。下手に倒れなくて良かった、注意して上がったもんで助かった。

 こりゃ大分ヤバイんじゃねのけえ。手術をして間も無くの頃みたいだ。そう考えると一時間四十八分で歩けたのは、上等と言えるかもですよ。何とも情けない話になっちまったぜ。七十八歳で病気を幾つか持つって、こういう事なのだろう。

 帰ってからも良くない。ダルくて身の置き場がない。詰まり疲れ切っている状態。アルプスや上越の山じゃなくて里山でですよ。ハイカーとも呼べない有様。ああ、とっくにハイカー廃業宣言は済んでたっけね。何でも忘れてもうでよお。

 里山はカスミっぽい曇り。アジサイが咲き始めていた。人出は少なかった。梅雨入りすると余り里山にも来ないのかな。降られなかったのは有難かった。あたしのこった、降る予報じゃないのに降られても当然なんで。決して雨男じゃないつもりだが、降られた記憶がうんとあるもので、つい。

 何とかタイムを縮めようとして、足元ばかり見る結果となり、里山を楽しんでない。でもねえ、楽しむ気にならないのは、未だ色気がどこかに残ってるんでしょうな。

2026年6月9日火曜日

閑話番外 その百九十七

 


 日本第二位の高さの山は北岳なのは、言うだけ野暮ですね。位置が面白い事に、南アルプス主稜線から外れているのもご承知だろう。三峰岳から別れた稜線が間ノ岳に至り、南へ長く伸びる。間ノ岳の北に北岳があり、その先は野呂川へ下降するのみだ。

 思えば北岳へは四度登っている。三十代終わりの頃かなあ、大樺沢から登って登頂、ガスで何も見えない。へん、慣れっこだい。その日はガスの中を農鳥小屋迄行って幕営した。地図上九時間二十分だから、当時は何て事ない距離だ。翌日は吹き降りで、農鳥岳を超えて樹林帯に入ってほっとした。風が急に弱まって暖かくさえ感じた覚えがある。

 四十代になってからかなあ、塩見岳から入って熊ノ平で幕営、翌日はド快晴の稜線を北岳へ向かった。その時起きた情けない顛末は本文に書いた。北岳に上ると今迄晴れていた癖にガス。ん、ガスった頂上を見てその侭下ったっけ?忘れてもうただよ。ふん、あたしゃあそんなもんさ。

 五十代になって小学生の倅を連れ、白根御池小屋で幕営、翌日草すべりコースで山頂へ。矢張りガスでがす。北岳山荘で幕営し下山したが、その顛末も本文に書いた。

 六十代になって(何だか十年毎に行ってますなあ)白根御池小屋で幕営、テントは置いて山頂ピストン、その日もそのテントに泊まった。これは”山の報告 北岳”に書いた。途中で出会った青年はその侭下るのだが、あたしがもう一泊するのを羨ましがってましたなあ。ふっふっふ、やれば良いのさ、簡単なんだからさあ。で、この時が初めて晴れた山頂だった。四回目にしてやっと景色が見れた。それだけでも上等でしょう。あたしのこった、下手すっと一回も晴れに当たらなかったかもです。あー、良かった。もう登れっこないし。

 山頂からの眺望は見事。上の写真の中央の山は奥穂高と同率三位の間ノ岳、中央右下に見える小さな赤い物が北岳山荘。実際は凄く大きい山小屋です。詰まらん話、失礼すますた。

2026年6月6日土曜日

閑話 その五百三十八


 

 日本で一番人気の山と言えば、高尾山なんですよ、これがさあ。年間三百万人の登山客が訪れるとヤフーニュースで書いているが、登山客じゃないだろうがよ。ほんの少しは登山者もいるだろうが、殆どは観光客だろう。

 標高は599m、あたしのかってのリハの山(高取山)より少々高い。一応立派な低山に分類される。で、遭難者数も日本一なのだ。令和六年だから一寸と古いデーターだが、一年で百三十一人(!)の遭難者を出している。同年の富士山で八十三人、穂高連峰で六十六人だから、堂々の(?)トップである。

 まあ当然でしょう、山の様に観光客が押し寄せるんだから事故も多くなる筈だ。丹沢では大山が一番遭難者が多い事と同根である。大山は一応中級山岳なんだが、ロープウエイがある為、観光客が多いと言う共通点がある。中には頂上を目指す人達もいて当然だ。何せ頂上迄一時間半しか掛からないんだから。折

角だから頂上へ行って見ようと思っても、極自然な反応だろう。

 処がその一時間半がモロ山道なの。観光客は当然乍ら、ハイカーだって舐めて来ると「こりゃキツいわ!」になる。山歩きに無縁な人なら、即歩行困難に陥る。その場合は未だ良い、その侭引き返すから無事に済む。下手に体力があって登頂できると、下りで動けなくなる。登れても下れないもんだとは、何度も書きましたね。

 高尾山はもっと凄い。スニーカーは良い方、サンダル履きで山道を下っているケースもあると言う。高尾山山頂は舗装されているが、麓からの道は山道である。舗装なんてされてない。舗装されていても急な傾斜が続くのだから、まあ関係ないでしょう。

 下ろうとするとロープウエイもゴンドラも長蛇の列、よし、歩いて下るか、と歩き出すから悲劇が始まる。とは言っても命に関わらないのが、他の山域と全く違った利点ですね。