2026年2月21日土曜日

閑話 その五百二十九


 

 この日月の休みで次女夫婦は、白髪門から登って朝日岳を越え、ジャンクションから巻機山を目指すと計画していた。上越国境稜線の道のない部分の入門編のコースである。上の写真はそのルートだが借り物です。

 あたしもそこから始めたが、春の連休だったので二月とは違う。二月は冬山真っ盛りだ。ジャンクション迄のルートは、あたしは清水部落から謙信尾根を登って行った。冬に謙信尾根から入ると、清水峠へのトラバースが危険過ぎるので使われないのだろう。

 夜入って一泊二日だから、檜倉山あたりで幕営するのだろう。春なら池塘が清冽な水を提供してくれるので幸せこの上なしだが、冬じゃ雪の下だろうから残念ですなあ。翌日は唐沢山を越えて巻機山である。

 冬には稜線東側に雪庇が張り出すのが気掛かりだが、今は情報時代なのでそんなこたあ先刻御承知だろう。参考記録が幾つもアップされているので。

 あたしの時代は既述だが、「山と渓谷」や「岳人」のバックナンバーを古本屋で漁って行きたい山の情報を得た。神保町には山専門の古本屋があった。良い時代でした(?)。どこが?と問われると答えに詰まるが、簡単に道のないルートに、それも積雪期に入るのは大変な事だったので、気楽ではなかったと言う事かな。勿論、次女夫婦も気楽ではないだろうが、皆さん普通に入るので簡単な気がするじゃないですか。

 処がどっこい、それは天候に恵まれればの話。天候が崩れたら即動けなくなる。ホワイトアウトでも喰らったら雪の上で止まっているの一手、下手に動くと飛んでもない事になる。従って、回復しなければもう一泊、俗に言う”停滞”て奴だ。多少心配ではあった。

 今の山の天気予報は凄い。その二日間は強風予報。次女夫婦はあっさりと諦めて四阿山に切り替えた。安心したですよ。

2026年2月18日水曜日

おまけ

 


 ”おまけ”なんかで胡麻化そうってえのか!と怒る人も殆どいないだろうから(絶海の愚ログなんで、えっへん!)、縦走に出かける筈もなく、船旅に出掛ける金もなく、じゃあ何で愚ログの更新がされなかったかと、極めて詰まらない訳を書きます。

 シルバー人材センターから、一月二月三月と続けざまの配りものの依頼が来た。あたしゃあ中町の班長だから人の手配と、そのうち二件の品物の手配をしなければならない。そして自分でも配るの。

 一月分は無事終えて目出度い。二月分は難物で今格闘中である。次は直に来るのだが、あたしが枚数を数えて(たったの六千枚だけどね!)配ってくれる人に配るのですよ。

 その騒ぎは始まってないのだが、病院案件が突発して北里大学病院へ検査に通う事になった。昨日なんか三時間待てされて、帰りには会計も締まってるので次回ですよ。そして次はいつって決まっちゃうの。

 って訳で、シルバーの仕事も検査の日にぶつかって人にお願いする有様。その間にも次の荷物が着く前に配りものを終えておかなきゃならない、ってヒッチャカメッチャカが続いていた訳です。別に病に臥せっていたのではないです。

 てな言い訳でみっともない事夥しいが、ご勘弁を。

2026年2月12日木曜日

休題 その六百二十二


 

 二十年前のアニメ、角川作品の「時をかける少女」がネトフリにあったので見た。原作はSF作家の筒井康隆氏で、昭和四十年から連載を始めた。偉く昔の作品だが人気が高く、TV作品、実写映画、アニメと九回(!)も映像化されている。実写版の主題歌を覚えている方も結構いるんじゃないかな。

 時間を遡る能力を偶然手に入れた少女が主人公だ。”タイムリープ”と呼ぶ現象だそうだが、使える回数が決まっているのにそれを知らず、バンバン使って回数ゼロとなる。主人公の友達は近未来から来ていて、彼は友人を救う為、自分の時代に帰る為の一回を使ってしまい帰れなくなる。その時の”タイムリープ”で主人公はもう一度”タイムリープ”を使える状態に戻る。

 とまあ、ごちゃごちゃ書いても仕方ないですなあ。彼は主人公が好きである。主人公は最後の”タイムリープ”で彼の告白を聞こうとするが、関係ない事ばかり言って去る。と思わせて急に「未来で待ってるよ」と声を掛ける。そこで終わり。

 七十八才の爺さんが見るには似合わない事夥しいけど、それなりに面白いんですよ。筒井氏の作品はアイデア勝負なのでそれ程の深みはないが、アイデアが斬新なのだ。代表作は「日本沈没」だろうか。

 「未来で待ってるよ」と決め台詞は効いてるが、主人公は彼に会えるのだろうか。時を戻るって事はパラレルワールドに行く訳ではなく戻るだけだ。そこには何年か(或いは何十年前)の彼もいる筈だ。主人公が時を経て彼の戻った時代になった時は、彼は何年か(或いは何十年)か年を取っていると同時に、過去に戻った時の若き彼も同時にいる事になる。って事はあり得ないのでパラレルワールドとなって、主人公と彼は出会えない。

 どうでも良いですなあ。そんな事ばかり気になっちゃうのは爺さんだからですかね。