高山は秋山真っ盛り、中腹は紅葉(或いは黄葉)で彩られている事だろう。実際に目にすると、オー!と声が出るものだ。森林限界を越えた所では草が色付く。山全体が色付くので、うっとりと見てしまう。
それは中年迄で、六十代後半ともなると、色付いた稜線を見上げて「さあ、大変だぞ、ゆっくりと行くしかない」と覚悟を決めるのであって、”うっとり”なんぞはできない。周りが見事な黄葉であっても、唯歩くのみでその美しさを愛でるなんて、ないないw
それでも秋山は好きである(あった?今は行けないので)。バテていても、休憩時には景色が名映る。ぼんやり乍らも、綺麗だなとは思う。特に快晴の時はね。神経の殆どは先の行程に捕らわれてるんだけどね、歳は取りたくないものです。
燕岳へ登る途中で、黄葉の林の上に稜線が見えた。その稜線は新雪に輝いていた。あれは四十代初めかな、純粋に綺麗さに息を飲んだ。先の心配をしないというのは、素直に景色を楽しめるのだ。年寄は景色を楽しむのも難しいのですぞ。恐ろしいでしょうが。
丹沢も稜線は黄葉が始まっているだろう。未だ、カマドを中心の一部だろうけど。カマドは赤いが、丹沢に紅葉は殆どない。黄色なのだ。それが渋くてあたしは好きだけどね。
そう言えばアルプスでも紅葉の記憶がない。あったかも知れないが、覚えているのは一面の黄葉ばかり。丹沢と同じ事だったのか。違いはアルプスのスケールの大きさだ。視界一面黄葉で埋まる。丹沢ではそうは行きませんなあ。山の大きさが違うのでね。
上越の山は春専門だから雪景色だけだが、一回だけ秋に歩いた。谷川岳から平標迄だ。樹木はないが草が色付き、綺麗な秋の山でした。あと夏に一回行ったか、上越国境線は春ばかりと言っても良いですな。
さてさて、今は弘法山の黄葉しか見られなくなりましたよw
