2026年9月25日金曜日

閑話番外 その二百二

 


 昔のアルバム(写真屋が現像してくれる奴)を久し振りに見たら、何とシダンゴ山から玄倉へ歩いたのが出て来た。シダンゴ山に初めて登ったのは四十五歳位の時で、付近周遊と思っていたが、四十歳の時に秦野峠へ出て伊勢沢ノ頭へ登り、東北の尾根を山神峠を通過して玄倉林道へ下っていたのだ。

 全く記憶になかった。それにしても変なコースである。尤も変な所を歩くのが当時の趣味だったのだからこんなもんか。シダンゴ山から秦野峠へはどうにか路を拾えたらしい。峠から伊勢沢ノ頭が藪漕ぎで苦労した、となっている。一面の茅との写真があるので、茅と漕ぎだったのだろう。当時の雨山山稜は茅とで、路も不明瞭だった。

 伊勢沢ノ頭からの尾根は、今の地図でも破線コースで危険マーク付きだが、当時も破線だったと記憶している。そんなとこ一体誰が通るんだ?あたしみたいな変な奴かなw まともな人なら、そんなコースに用はない筈だ。昔から荒れたルートなんだしね。

 案の定、山神峠から林道間は荒廃していたとある。崩壊箇所を巻くのは意外と大変なのだ。ロープ一本張ってある訳もなく(当たり前だ、変なルートなんだから)、結構冷や冷やさせられる。まあ、若かったから何て事なかっただろうが、今だったら大苦労する。その前に行けないか。

 数年前にシダンゴ山から高松山へ歩いて、これでシダンゴ山と秦野峠へトレースができたと思っていたが、とっくにトレース済だった訳だ。山の記憶は完璧、と思っていた時でさえ落ちている記憶がある。前の冬の千丈岳と同じです。今じゃどうなってるやら。

 玄倉でバスを一時間待ってる間に、リュックの中迄冷え切った、とある。三月の事だから無理もない。玄倉のバス停には飲み屋もないし、あれば一杯やってられるんだけどね。

 改めて変な路を繋いでいるのに我ながら驚いたです。

2026年9月22日火曜日

閑話 その五百五十二

 


 富士山の開山期間は7月一日から九月十日だ。今年の開山中の静岡県側遭難者は六十三人、死者は五人だった。悪天候でも登る”強行登山者”の増加が事故を増やしている、と記事にはある。

 あたしは富士山に登った事はない。3000mで他に登ってないのは御嶽山だ。どちらも機会がなかったのと、何となく行く気がしなかったからです。観光地っぽく感じて。

 多分遭難者達も行列で富士山を登る写真を見て、観光地気分で登れると思ったのかも知れない。飛んでもない勘違いだ。日本一の高山だ、空気はやや薄いし、高山病にも掛かるし、天候が崩れれば自然の猛威に直面させられる。吹かれれば立ってられないだろう。誰でも~登れる~♪って山じゃない!

 山梨県は、来年度から閉山中登山の遭難救助の県防災ヘリを原則有料化の検討を始めた。閉山期の登山者に「富士登山届出制度」を法令化し、届出なしの遭難者は有料、届出があった場合は装備や計画、保険など県の定める基準を満たしているかや、届出の内容通りに行動したかの内容を専門家の知見を含めて判断、費用の減免を検討すると言う。

 未定だが是非実行して欲しい。ヘリ一回飛ばせば百万円ですぞ。何で山梨県民が負担しなければならないのだ。人命は尊い、だったら先ず自分で尊ぶべきだ。計画書もなしで他人に自分の命を丸投げなんて。許すべきではない、とあたしは考える。せめて費用位は負担すべきでしょう。

 静岡県はその法案を見送るらしい。加わって欲しい処だね。それと閉山期が対象だが、一年中で良いのではないかい。”強行登山”の諸君も懐に直に響くと知れば、慎重にもなるでしょうが。尤も、開山中は人が押し寄せるので、計画書がどうたら言ってる間はない。入口で時間や装備を点検、駄目を出したのに行く諸君に適用でどうでしょうかね。それと救助隊の費用の負担もお願いしたい。救助隊員は命懸けなんですよ。

2026年9月19日土曜日

閑話 その五百五十一

 


 七月以来の弘法山です。ったく!とお思いでしょうが、まあ聞いてやってくだせいや。ホルモン療法を始めて五ヵ月、順調に貧血は進んでいるです、想定内だそうだが。喘息も進んでいて医師曰く「肺活量も落ちてる、良くないですね」と。次の言葉が???で「薬を弱めてみましょうか?」だ。そのギャップが堪らないw

 筋力の低下もあるので、二時間で歩ければ上等、ってつもりで行きましたよ。去年は何とか一時間半を目指そう!と言ってたのが嘘の様。完全に里山歩きの爺さんになってもうただよ。朝、妻が目玉焼きを出しながら「山に行くんだから栄養をつけてね」「山じゃないよ」「貴方には立派に山なのよ」とのやり取りがあった。そして妻が正しかった。

 雨マークが消え、曇りの予報だったが晴れ。状況は良いのだが、体力は良くない。途中でペースを落さざるを得ない有様。息が切れるは脚は重いはバランスは危ういは、ヨタヨタ爺さん里山を行く、の巻きですw

 涼しい日が続いているが、権現山に立った時は樹林から飛び出したので涼風が吹き渡った。全くの秋風でしたよ。今年は夏が短いのかも知れんです。

 手前の浅間山から大きく大山と、塔も遠くに見えた。


 

 結局一時間五十八分、二時間には収まりましたなあ。本人は結構ハーハーと頑張ってんだけど、結果はこれ。頑張んないでゆっくり歩いたら二時間半は固いだろう。ま、それが普通に老人が歩くペースなんだけれどね。

 初めて弘法山のトイレに入った。トイレは何ヶ所もあるけど、弘法山手前の奴だ。権現山を下り始めたら便意がやって来た。最難関を突破したと身体が判断したのか?あたしには弘法山も”山”になっただかよお(涙)。

 綺麗なトイレでした。ドアを閉めたら真っ暗だったが、勝手に電気が付きました。チップの百円は勿論払いましたよ。