2026年6月18日木曜日

閑話番外 その百九十八

 


 長らく通行止めになっていた、玄倉からユーシンの林道が復活した様だ。但しユーシンロッジは再開されてなく、避難施設扱いの侭だ。車が入れなければユーシンへ歩いて地図上三時間五分、寄(やどろぎ)から雨山峠を越えると二時間五十五分。雨山峠からユーシンへの下りが相当ヤバい筈だ。現に地図上は通行止めになっている。

 二十代初めの頃雨山峠を越えたが、当時は未だ道は確りしていた。今じゃ巻道や桟道は壊滅状態なのかな。そうだったら危なくて歩けたもんじゃない。

 ユーシン渓谷と呼ばれ、ユーシンブルーと言われている事を、林道再開を調べた時に知った。堰堤でできた池が真っ青なのだ。それがユーシンブルー。上の写真です。秋には紅・黄葉、春先は新緑、流れるのは清冽な青い水、ユーシン渓谷と呼ばれるのも道理である。

 ユーシンへ車で入れれば、塔へは二時間、急だが短い。臼ケ岳へ点線道だが三時間半、そこから蛭は一時間二十分だ。檜洞丸へは四時間四十分で長くなるが、瘦せ尾根で面白いコースですぞ。弁当沢ノ頭尾根だと、蛭へ三時間四十分、これはお得だ。

 地図から消えたが、檜洞とユーシン沢の分岐から尾根を登るコースと、檜洞に沿って神ノ川乗越へ登るコースもあった。ユーシン沢も登った。ぴったり水場に出た時は嬉しかった。しょっちゅうユーシンを起点に歩いていた訳だ。

 車が入れなくなってからは、すっかりご無沙汰になった。だって、あの林道は景色は良いけど長いんだもん。それに途中のトンネルの一つが曲がっている為真っ暗、ライトがなければ通行不能と言う面倒さもあってね。

 鍋割峠からユーシン側へ下った事もあったが、多分ユーシンに車を置いて塔から回ったのだろう。色々と好きにできる絶好の拠点なんです。もう行けないけどねw

2026年6月15日月曜日

休題 その六百三十六


 

 久方振りに、Yと新宿の煙草を吸える店で一杯やった。昨日である。配りものや検査でバタバタしてたもんで、今年初めてである。

 あれこれ話が出て、思いっ切りセーブしたのだがチューハイ三杯行っちまった。昔なら極軽く飲んだ量だが、病を幾つも抱えて弱っている身には多かった。情けないですなあ、チューハイなら五、六杯でも何でもなかったのにね。充分酔いました。

 最後には山の思い出になるのは当然っちゃあ当然だ。Yは膝の古傷の所為で歩くのに不自由してるので、下りに膝が言う事を聞かずにグネリとなって転がってしまうって話になる。これは大変な事で、場所が悪いと命に係わるのだ。何せ突然転がる訳だから、急峻な下りならもうダメってこってす。

 既述の通りあたしも、前穂高の下りで左足がグネリと来て左にジャンプした。右だったらこの世にはいなかった。

 そのうちに、Yが転倒或いは滑落(仕掛けたも)した話になった。最初は辺室山の下りをわざわざ小沢にした時、Yが三十代であった。未だ堰堤を巻くのに慣れず、木を掴んじゃいけないと言ってあったのに木を掴んで折れ、落下した瞬間崖に生えた樹に両足でぶつかって止まった。ラッキーでした。

 次は転倒こそなかったが、鐘撞山の下りで膝がどうにも言う事を聞かなくなって、やっとの思いで下った事。急だから転ばなくて良かった。転んだら転げ落ちて怪我しただろう。

 次とその次も既述だが、日白山の下りであたしが方向を間違えて、下の国道へ下ろうと崖を樹木を頼りに下ったらYが滑落した。下は固い雪の急斜面でその侭雪崩除けの鉄柱に激突する処だったのが、一か所だけあった平にすっぽり嵌って助かった。

 で、芝倉岳の下りで雪を踏み抜いて転落、の筈がピッケルがシャクナゲに引っ掛かって助かった事。いやあ、本当にお陰様です。ラベルは”どうでもよい事”だが、どうでも良くないですなあ。

2026年6月12日金曜日

閑話 その五百三十九

 


 昨日弘法山へ行って来た。あ、怒らないで下さい、今のあたしに取っては精一杯の里山になったですよ(涙)。

 その上、お子ちゃまカメラの写真をPCに移せなくなって、午前中悪銭奮闘したけどダメ。正確に書くと、一度成功してファイルに移し、その残った写真を削除したらファイルの写真も消えてしもうただよお。んで悪銭奮闘、丸でバカだがバカなんで仕方ないっす。依って上の写真は他の時の物、昨日も咲いていて写真も撮ったので。カメラの中だけどねw

 何だか弱って来ちゃった様で、相当頑張ったんだけど一時間四十八分掛かった。時間が掛かっただけではない、ガクッと疲れたのだ。里湯に浸かって湯舟から上がると、貧血になって膝をつく。少し涼んで又湯に入り出る時に又貧血を起こす。下手に倒れなくて良かった、注意して上がったもんで助かった。

 こりゃ大分ヤバイんじゃねのけえ。手術をして間も無くの頃みたいだ。そう考えると一時間四十八分で歩けたのは、上等と言えるかもですよ。何とも情けない話になっちまったぜ。七十八歳で病気を幾つか持つって、こういう事なのだろう。

 帰ってからも良くない。ダルくて身の置き場がない。詰まり疲れ切っている状態。アルプスや上越の山じゃなくて里山でですよ。ハイカーとも呼べない有様。ああ、とっくにハイカー廃業宣言は済んでたっけね。何でも忘れてもうでよお。

 里山はカスミっぽい曇り。アジサイが咲き始めていた。人出は少なかった。梅雨入りすると余り里山にも来ないのかな。降られなかったのは有難かった。あたしのこった、降る予報じゃないのに降られても当然なんで。決して雨男じゃないつもりだが、降られた記憶がうんとあるもので、つい。

 何とかタイムを縮めようとして、足元ばかり見る結果となり、里山を楽しんでない。でもねえ、楽しむ気にならないのは、未だ色気がどこかに残ってるんでしょうな。