2026年8月17日月曜日

休題 その六百四十四

 

 橋本琴絵と言う保守論客を知らなかったが、「暴走するジェンダーフリー」(異論を許さない世界)を買って初めて知った。六人の子持ちで三十七歳、ズバッと現実を指摘する人で、あたしはすっかり気に入った。

 九州大の工学部出身なので、理系独特の理論的展開をする。左派にはすっかり嫌われている様だが、そりゃそうでしょうw 左派でなくても、過激な発言の連発と捉えられるだろう。よく読めば全くその通りなのだがね。

 小見出し「海保よ、武器をとって”海警法”から国民を守れ」だって穏やかではない。だけど書いてる事は極めてまっとうだと、あたしには思われる。 

 令和三年に中国海警局の軍用船舶に対し、「外国の組織、個人に武器の使用を含むあらゆる必要な処置を取る権限」を与えた。これが改正海警法である。

 中国海警局は事実上の軍隊だが、沿岸警備隊を装っている。海保を挑発して自衛隊が出動せざるを得なくなって来たら、日本が先に軍隊を出動したと主張できるからだ。そして状況に依っては武器の使用が許されている。

 海保は武器使用に関して世界的に見ても常軌を逸した制限がある。武器使用基準は警察官職務執行法第七条に依る。相手が銃犯罪に相当するか、正当防衛或いは緊急避難に該当する場合にしか武器使用はできない。この法律の定める”犯人”は重機関銃や対艦ミサイルで武装してるなぞとは想定してない。

 詰まり、相手から攻撃を受けなければ反撃できない。犯人の基本的人権を守るので、防衛は最小限に留めなければならない。そうでなければ、過剰防衛として罪に問われる。一体何じゃ、海保の手足を縛るだけのものじゃないか。相手は好きに(に近い)撃っても良いのに、これでは先ずは何人か海保隊員に死んでくれって言ってるのと同じだ。憲法改正しないでも、海保法は改正できるでしょう。

 議員の皆さん、何とかして下さいよ。 

2026年8月14日金曜日

閑話 その五百四十七

 


 東京は毎日雨だ。昨夜は千葉に線上降雨帯が発生して、何人もの方が亡くなり、一万人の帰宅の足が奪われたと言う。気象の劇症化は世界的規模の様だ。

 裏日本(と言ってはいけないみたい)では好天が続く。狭い日本なのに、気象の違いは鮮やかである。その好天の中、次女夫婦は北アルプスを歩いている。室堂から入って一ノ越から薬師岳へ歩き、太郎兵衛平から折立へ下るのだ。どこで泊まるかは聞き忘れた。

 この逆コースは、あたしがアルプスでの初めての単独コースだ。違いは室堂へ出ずに、一ノ越から雄山をピストンし、その侭黒部第四ダムへ下った事だ。

 その時初めて富山に行ったが、当時(あたしが三十代)は名古屋から高山線で行くしかなかった。着いたら地鉄に乗り換える。地鉄って何だ? 他の登山者に着いて行ったですよ。何とかバスに乗れて折立には着いた。思えば相当緊張していた事だろう。

 お陰様で天気には恵まれて、雄大な薬師岳(本当に大きな山)を越えて一ノ越へ着いた。どこで泊まったかと考えたが思い出せない。一ノ越の小屋に泊まった事だけは確かだ。翌朝雄山で御来光を迎えた事は、はっきりと覚えている。後立の稜線からの御来光だった。

 ダメですなあ。既述だが、五年前位迄は山の記憶だけは鮮明だった。どこから入ってどこに泊まってどこへ下った、天気はああだった。記録なんて不要だった。それが失敗でした。今じゃ思い出したくても思い出せんですよ。記録もないから、頼りは写真アルバムの裏書のみ。それがない山行は存在しない事になった。衰えを考えてなかった罰でしょう。

 上の写真は人様の撮った薬師岳。次女夫婦は好天の中薬師岳を目指しているのだ。ここ数日は東京も涼しいが、アルプスの稜線は涼しいなんてもんじゃない快適さ。テントの夜も寒い程だろう。羨ましいですよ。

2026年8月11日火曜日

休題 その六百四十三

 

 本当にどうでも良い田原総一郎の発言です。「”戦争は駄目だ。違う”と米国に対しても言うべきことは言った方が良い」と日刊スポーツが記事にした。

 全く仰る通りなんだが、日本がそれを言ってトランプが聞き入れるとは田原君も思ってはいないだろう。そう言える日本になるんだ、との意味だと理解する。

 事実上の国防の要である米国に、物申す国になるとは如何な事なのか、と言う話になると複雑になり過ぎるので、ひとまず置いておこう。その上で「戦争反対」を強調するならば、既述で申し訳ないが、「イランの核開発を承認する」と宣言してからではないのかな。

 米国がイラン攻撃を始めたのは、イラン国民が圧政に苦しんでるからではない。イスラエルのイラン攻撃に引き込まれたと言うのは、一面の真理だろう。イランの核開発が結構進んで来たから、今食い止めなくてはならない、ってのが本質ではないのか。

 そこを見ないで「戦争は悪だ」と強調しても、じゃあどうやってイランの核開発を止めるんだ?との疑問しか浮かばない。大体、田原君もマスメディアもイランが核武装しかけている事には一切触れない。原爆の日には「核兵器を許さない!」と強調するが、今正に核武装しつつある国についてはスルーかよ。

 それもだ、自衛の為の核武装、北朝鮮の様に金王朝存続の保障としてではなく、国是を実行する為の核武装だ。イスラエル、米国、EU、そして非イスラム諸国を叩いてイスラム化する、それが国是なんですぞ。ハマス、ヒズボラはイランの先兵、フーシ派は手先ではないがイランがスポンサーだ。核兵器は簡単にこれら過激派に渡されるだろう。

 過激派が欧米諸国(場合に依っては日本も含む)に核使用を躊躇うだろうか?あたしは躊躇うとは思えない。核使用が当たり前の世界が来る。田原君はそこは考えないのかな?