去年十月に、秦野警察署がネットで注意を促していた。題して「丹沢を甘く見ていませんか?」である。冒頭に、過去三年半の秦野署管内の交通事故、一万二千件で死亡五件、二千四百件に一件が死亡事故。山岳遭難、百二十件で死亡六件、二十件に一件が死亡事故。これを見ると、成程、丹沢は甘くないなと思わさられる、実に巧い書き出しだ。
更にチェック項目が並ぶ。そのうち一つでも該当する人は、弘法山なぞの低山にするかルートを短縮する様に勧めている。ざっと、そのチェック項目を書こう。
〇登山に向けたトレーニングはしましたか? 平地で10Km走れる人も疲労で動けなくなる事もあります。山と平地は別物です。
〇体調は万全ですか?体力を過信してませんか?遭難者の七割以上が五十代以上です。
〇ルートは体力にあったものですか?登山届は出しましたか?事故の七割は下山時です。
〇人気の大倉尾根、鍋割山、表尾根を甘く見てませんか?七割の事故はそこのものです。
〇装備は万全ですか?(持つべきものが並ぶ)
秦野署だけのデーターでこれである。伊勢原署や松田署や山北署や相模原署や愛川署や清川署や山梨県警は入っていない。尤も、伊勢原署が加われば死亡率は下がるだろう。何せ大山の事故が多いから、死亡に至らない転倒や疲労が中心なのでね。
チェック項目はどれも極めて真っ当な質問である。確かに一つでも当てはまれば、ルートを考え直すべきだ。あたしが様に弘法山ばかりになるのが一番問題ないかw
チェック項目の一番目だが、重要な話だ。平地で走れても、斜面を登降する筋肉は鍛えられない。平地で一万歩歩くより坂道を歩け、と言うのは理に適っている。普段坂道と縁のない人が大山に登ると、動けなくなる。本人に取っても驚きだろう。
あたしは絶対丹沢をなめてませんからねw

