2026年3月23日月曜日

閑話番外 その百九十三

 


 やっと弘法山を歩いてる爺さんが、さて、初めて弘法山に行ったのは何時だったかと考えた。何と、高校時代に音楽部の諸君を連れて行ったのを思い出した。自分も一回も行った事がないルートに、十数人を案内した訳だ。

 鶴巻温泉から歩き出したから、案内書に従ったのだ。OBも一人か二人参加していた。途中の様子は全く記憶に御座いません、六十年以上も前の話だもんねえ。

 弘法山通過も記憶の外。権現山は覚えている。突然景色が見通せたのと、広い山頂が印象に残ったのだろう。勿論、展望台はなかった。その代わりにブランコがあったw 当時から公園扱いだったのだろう。今みたいに近く迄車道は通っていなかったから、着くのに結構大変な公園ではあったのだ。

 思い出すに、あたしゃあ登山ナイフを腰に下げていた。登山ナイフって今は使わない言葉ですね。ランボーナイフをうんと小さくして、皮のケースに収めたものだ。ランボーナイフって何? 映画「ランボー」を見ろ!

 何で弘法山で登山ナイフが必要なんでしょうね。バカなガキが恰好つけてたんですな。恰好もつかないのに、何やってたんだか。今なら絶対”危ない奴”扱いですな、警官に不審尋問されるかもねw

 高校生の、それも女の子が多いグループには丁度良いハイクコースだったかも知れない。今程道は整備されていなかっただろうが、丹沢の低山として案内書には必ず載っていた。従って、或る程度は道も確りしていて、道標もあったと思う。

 他の低山は、昭和四十六年版山渓の「丹沢」では、中津渓谷(今は宮ケ瀬湖の下)、渋沢丘陵、札掛から物見峠、大野山、高松山である。仏果山・華厳山なんか凄い藪山だったし、白山コースも拓かれてなかったのだろう。

 かくも弘法山コースは由緒正しいルートなのだ。一生懸命参りましょう。

2026年3月20日金曜日

閑話番外 その百九十二

 


 五章前で、登山者でなくなったら花粉症になった様だ、と書いたが全くその通りだった。と言う事は、登山者(特に丹沢愛好家)は花粉症にならないとの仮説は正しかったのだ。えっへん。

 十七日に三ケ月弱振りに弘法山ルートをやったが、その夜から鼻が詰まってさあ大変、寝る時に息ができない。鼻薬を吸引したが効き目ナシ。仕方なく口で息をしたけど、口と喉がカラカラに乾いてしもうただよお。

 まあそれでも、弘法山でも月に一、二度行くうちには治るんじゃないかな。植林が割と少ないから無理かな。権現山ならバッチリなんだろうが、今一つ自信がなくて。全く話にならんのだが、弘法山に行けただけでほっとしてるんだから何だかねえ。

 翌日には脹脛の筋肉が張っていたので驚いた。ダメだこりゃあ。低山散策の爺さん七十八才そのもの。そうか、実態通りなんだから慌てる迄もない事かあw 鼻詰まりは続いていて、結構苦しいですよ。

 里山しか行けないと自覚しているつもりでも、心の奥では山をバンバン登っていた頃の自分がいる。適当に取り付いてカレザレを登り切る、そんな自分が未だいるのだ。やったら絶対にできっこないんだけど。この間の最初の登りで二ケ所ショーカットをしたが、足元がおぼつかず、息も上がって苦労だった。そんなの(もっと厳しい)を何時間も続けるのが、あたしの丹沢歩きの多くだった。今の自分に当てはめる事はナンセンスの極みって分かってんですけどねえ。

 大山にさえ登れるかどうか怪しい。去年は登れたがこんなに歩いたっけ?と思う塩梅、喘息が戻ったからには息が切れるに決まっている。その上筋力も確実に衰えているし。最早大山も遠い山なのけえ? そりゃそうだ、権現山すら自信がないんだから(涙)。

 良いのさ、それが実力。弘法山をせっせと歩いて温泉を楽しむ、それで上等でしょう。

2026年3月17日火曜日

閑話 その五百三十一


 

 どんより曇ってはいたが、思い切って弘法山へ行って来ました。さっき帰って来たです。暮れの二十三日以来で、体調にも今一つ不安があったが、今日行かないで何時行くって覚悟だった。案ずるより産むが易し、まあ普通に歩けてほっとした。太腿には負担を感じたけど。権現山の登りで一寸と苦労した。洒落にも冗談にもならない情けなさですよお。

 ボチボチと緑も吹き始めていた。何の塩梅か人が多い。単独は少なく、男性四人に女性三人位だったかな。他は大学生らしい二人連れや二十代の三人連れを除いて中高年だ。女性グループが中心で、七人パーティが最大だった。あとは二人や三人連れ。

 女性の方が元気なんですなあ。男性グループは前述の若者を除いてなかったと思う。カップルや親子連れはいたけど。女やもめに花が咲く男やもめに蛆が湧く、って本当なんです。男はか弱い生き物なんです。大切にしてやって下さいまし。

 六十代に見えたけど五十代かな、吾妻山へ向かっていると男性が走って登って来る。トレイルの諸君の様にサッサとではなく、ヨタヨタ走ってるの。あたしも前は下りは走ったがヨタヨタだった。でも走っては登れない。詰まり、偉い! でもどこ迄行くのだろう。あの調子では弘法山には着かないんじゃないかな。途中で下るのかな。どうでも良いですね、失礼しました。

 

 この詰まらない写真は途中の登り、小さいアップダウンはあるけど、皆可愛いものです。

 二十日から三連休になるので、谷間の今日に人が出たのだろうか。曇りなのに。あたしだって曇りでも行ったのだから、同じ事か。1200mを越える山は曇っていると展望が効かずに悲しい思いをする。その点里山は強い。どうせ大した展望はないんだもんねえ。

 因みに里湯も大混雑だった。ガラン待ちの列ができる程。矢張り連休の谷間狙いですな。