今まさに”戦争”のやり方(広い意味の戦術かな)が変わって行く時を我々は生きている。多少の変化はあっても、第二次大戦方式が”戦争”のスタンダードだった。砲撃、爆撃、ミサイル、制空権確保、機甲部隊の突進、対潜哨戒等々。
ロシアがウクライナに侵攻した方法は上記の通り。三日以内に首都は陥落するとは、プーチンの読みが甘かった。ゼレンスキーが想定外の頑張りを見せた。
主題はその後の事。戦闘爆撃機が前線に近寄れなくなった。対空ミサイルの進歩に依る。機甲部隊の突進ができなくなった。対戦車ミサイルの進歩に依る。
そして最大の変化がドローンである。常時戦場には偵察ドローンが飛び、目標を探知すると攻撃用自爆ドローンが突っ込む。最近のロシア兵の損害の90%(!)はドローンに依るものだ。戦闘車両も多くはドローンの餌食になった。戦車の弱点は上部、特に後方上部。全周重装甲にしたら重くて動けないのでね。
ウクライナは一機数十万円のドローンの量産体制を整えた様だ。ロシアの大型突撃ドローンにぶつけて落す小型ドローンも、実戦配備された。値段が十分の一以下なので、割に合う話なのだ。詰まりドローンを如何に活用するか、如何にドローンから防御するかが戦場での重要要素となったのだ。
その上地上ドローンの登場である。小さな作戦だが、空中と地上のドローンのみでロシア軍を敗走させた。これからはその手の戦いが主になるのだろう。地上ドローンは用途に依って造られる。補給用、偵察用、怪我人救出用、攻撃用と言った塩梅だ。
日本の小さなドローン製造会社がウクライナの製造会社と提携した。ドローン戦術に於いてはウクライナが一番進んでいる。実戦で日々試しているのだから。最新情報を取り入れなければ、日本も危ういからですよ。


