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2013年8月16日金曜日

蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その六




 他国は知らないが、我が国では女性の方が元気だ。やる気が有る。男はフニャフニャして居る様に見える。見えるだけかも知れないが、そう思える。若者から年配者に至る迄そんな感じだ。多分、多くの人が同意する事だろう(あくまで主観です、為念)。
 従って、縦走する学生パーティなぞ、滅多にお目に掛かれない。山岳部やワンゲルは、相変わらず男中心の世界なのだろう。山岳部もワンゲルも、生き残りに必死なのでは?
 昔々は、学生パーティが山の花形だった。何処にでも、でかいキスリングの隊列が続いて居た。バス料金は、でかい荷物は運賃の半額を払う決まりだったが、此れは今も変わらないかな。私も此の間取られたし。
 で、キスリングを二段重ねにし、細引きで締め上げ一つの荷物にして、ヒーヒー言って背負ってバスに乗る。そんな武勇伝は当たり前だった。
 十日間の縦走を終えて最終日、穿きっぱなしだったパンツ(下着)を脱ぎ捨てる。不潔ですなあ。私は平気だけど、今時の若い衆に要求しても、まあ無理でしょう。
 てな訳で、男の子は山から遠ざかって仕舞った。なにせ、エステに通う男性も珍しくないご時勢なのだから。
 男が山に来なくなっても、女性が山に来れば、釣られて男も来る。面白い物で、そうなるのが世の習いなのだ。
花が無ければ蝶も来ない。女が居なけりゃ男も来ない!!此れは絶対の真理なのでは?
 其の理屈から言うと、山女こそが山を救うかも知れない。是非そうなって欲しいと、私は祈って居る(一寸とばかしオーバーでした。祈って迄は居ませんが、願っては居ます)。
 えーと、中高年と若い女性の話(含む、若くない女性)でした。共通点は、山好きって事で、私は勝手に、其れは何よりだと思うのです。

2013年8月11日日曜日

蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その五




 数人連れも有るが、見た限りでは単独行が多い。良い根性で有る。男(若い)も嫌がる山登りを、一人でもしてみんとてすなり。偉いと言っても良いだろう。偉い!!!
 色々な楽しみが山ほど有る中で、敢えて山を選ぶのだから、私なんざすっかり喜んで仕舞うのだ。
 しかも、冬山にも山女が進出を始めた。(と新聞に出て居た)最早立派な登山者だ。独特なスタイルも、市民権を得た様だ。こうなりゃあやがて、山女と言うカテゴリーも消えて行く、と言う事だろう。女性登山者と呼ばれて当たり前になって行くのだから。
 いや、既にそうなのだろう。古くからの女性登山者でさえ、一部の人は山女のスタイルを採用し始めて居る様なのだから。
 其の山女の貴女(もし居るならば)。ストイックが好きなのかい?自然が好きなのかい?ファッションなのかい?それとも何か辛い事でも有ったのかい?
 と言っても話し掛ける訳は無いし、居るな、と目のすみで見るだけなのだが、何度も書いてくどいだろうけど(くどいよ!)、山女の様な若い人(だけでは無くなったけど)が山に来るのは嬉しい。 若者が興味を持たない、或いは持てないものは、やがて廃れて行く。世の習いで有る。
 良くしたもので、伝統文化は何とか繋がって行く。若者が、寄席や歌舞伎や能に戻って行く。しかし、浪曲はどうだろう?演歌はどうだろう?新派大悲劇はどうだろう?
 登山者の中心が中高年では、やがて山小屋は経営困難になり、閉め(皆さんお年を召して、川を渡って行って仕舞うのだ)ざるを得ない。登山口への路線バスは、当然に廃止となる。登山道も荒れ果てて、掛けられた鎖は錆び、桟道は朽ち果てて落ち、巻き道は崩れ、山は行きたくても、中々行けない冒険の世界に戻っちまうのだ。
 ま、其の頃にはきっと私は生きて無いだろうから、構わないんだけど、決して嬉しい結末では無い。
 (蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その六へ続く)

2013年8月5日月曜日

蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その四



 
敗北宣言かって? 違う、全くの事実で有って、私は無力乍らも、心すべきだと警鐘を鳴らして居る積りなのだ。

 遭難の犠牲になった方には、以って瞑すべきで有ります。
 若し一言言わせて貰えるならば、登山のレベルを落としましょう、年につれてです!

 いかんいかん、中高年即遭難と取られる書き方になっちまった。確かに遭難者は多いが、遭難しない人の方遥かに多いのです。中高年の比率が高いだけに遭難の比率も高いので、中高年だから遭難する訳なのでは無い。
 唯、どうしても遭難しやすくなっては居るので、気を付けよう、と言って居るのです(勿論、私を含むのです)。
 では、急に若返っちゃおうっと。三十近辺の女性が中心なのだが、私に取っては、若い若い女性なのだ。俗に言う山女(やまじょ、山ガールの呼称が一般的な様で有るが、此の愚ログでは山女で統一する)の話。
 ハイクの招待、「蓑毛から大山」でも触れた。其の外でも散々触れた。メジャーな山では、最近では必ずと言っても良い程出会うのが、山女だ。今迄と記述はダブるがご容赦。
 あ、三十近辺と書いたが、取り消し。五十代の山女も居る。勿論四十代もだ。全然おかしく無いのだ、此れがさ。其れなりに様になって居るのが立派で有る。私なんざ、爪の垢でも欲しいよ。
 服装は、タイツの上にスカートか膝迄のズボン。あ、此れは夏用で、冬はオーバーズボンを穿く(事が多いのでは?私も統計を取った訳では無いので、山勘です)。色彩の鮮やかな可愛いリュックにダブルストック。あくまで、私の出会った範囲の話です。
 (蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その五へ続く)

2013年7月31日水曜日

蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その三






 そして、三々五々稜線を行くのだ。以上は夏山を対象として居る。実は、冬山、春山にも中高年は多い。勿論夏より比率は大きく落ちるけど、立派に雪をこなして居る。見事なもので有る。
 残念な事に、冬、春でも、遭難者の主力が中高年になって居るのは、そう言う訳だ。矢張り、若い衆より弱いのだ。(ひどい言い方なのは、心得てます)
 春でも冬でも、好天が続けば問題は、殆んど無い筈だ。お天気商売で、お天気が微笑んでくれるんだから、最高じゃんさあ! 微笑んでくれなければどうするだって?サバイバルが始まる。文字通り、命懸けで有る。
 天候以外に問題が有ったとしたら、前述だけれども個人的疾病に起因する事柄だと思う。歳を取れば致し方無い事で、病の一つや二つは抱えて仕舞う。
 山中で暴れ出さない様、充分な注意は必要だ。大体は何とか押さえ込んで行ける様だ。それでも、心臓や脳には負荷が掛かるだろう。汗をかくので血液ドロドロ、倒れる人が居ても当たり前だ。結構多いらしいが、遭難とは扱われない。山中の病死で有る。
 其れは其れで、仕方が無いと思って居る。中高年でマラソンに嵌ったら、マラソンの途中で倒れる事も、想定内でしょう?
 で、話は戻るけど、本当にまずいのは天候急変だ。遭難の多くが此れでやられる。中高年に思いの外自覚が薄いのは(含む私)、若い頃の体力は、薬にしたくとも無い、と言う自明な事柄なのだ。
其の時に分かるだろうが、急激な体温低下に、抵抗出来ないのだ。で、みすみす装備を持って居るにも係わらずに、活用する暇も死神は与えてくれない。其処が若者との差なのだろう。
 今迄に其の手の気象遭難が、何件有った事か。十や二十なんて数では無く、五十を大きく超える筈だ。何せ相手が大自然なので、どんなベテランにも、何とも成し難い。ヒマラヤ経験者で有ろうと、カラコラム経験者で有ろうと、駄目な時は駄目なのだ。
 (蝶々蝶々、菜の葉にとまれ♪ その四へ続く)