昔(あたしが二十歳近辺、大昔ですな)は丹沢と言えば沢登りだった。今も丹沢の沢は人気らしいが、昔の様にゾロゾロとは沢に入らない。あたしは高所恐怖症なので沢には近づかなかった。三十歳を過ぎて恐る恐る沢にも入り始めた経緯は前に書いた。
昔の写真をパラパラ見ていたら、やけに源次郎が目についた。へー、そんなに行っていたんだ。十回?いや、もっとだろう。何たって危なくないのでね(恥)。
本流を詰めたのは確か二回のみだ。後は皆途中から小尾根に取り付いた。終わり近くの枯れ滝の連続を一寸と嫌った。へへへ、高いとこが怖いもんでよお。
沢への下降点には道標があった。今はどうかな?沢へ誘う様で、ヤバいとなって除去したんじゃないかな。細々とした道になっていたから、入る人は多いのだ。
もう絶対に行けない。沢を歩く事自体ができなくなっている。石ころの斜面を登るには然るべき筋肉が必要なのだ。畔ヶ丸に登った時、先行する若者が道を間違えて沢に入った。若者達は沢を力強く登って行く。あたしゃあモタモタガラガラ、どんどん差は開くばかり。もう沢登りをする筋力はない、と悟ったです。六十代迄は余裕のヨッチャンだったのに。
源次郎は小さい滝が多い。水量が多くなければ流れの中を登るのが滑らなくて良い。真夏なら気持ちが良い事この上なしだ。もうないんですなあ。
小さくとも滝を登るとほっとする。そして次の滝が見えると緊張する。小さくとも巻くしかない滝もあるのだ。無理すれば登れそうでも、その無理が怖いの。情けないですなあ。あの緊張の瞬間も、もうないのだ。
有名な沢には大滝がある。それは困る。巻き道があっても必ずトラバースが付いて来る。絶壁のトラバースなんて飛んでもごぜいやせん。従って有名な沢は殆ど無縁でした。これも既に書いてますね。

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