
今年は残雪が多い。先月末に次女が白馬へ行って来た。栂池から入って白馬山荘泊、三山縦走を予定していたが、二日目が雨だったので断念、大雪渓を下った。猿倉の下で林道が寸断されているので、更に一時間半下ってタクシーに乗ったと言う。
乗鞍迄は雪道、稜線に出ると雪はたまに出会う程度、高曇りの快適な稜線漫歩だった様だ。小屋泊まり且つ食事付きなので荷物は軽い。さぞや歩度も捗っただろう。
あの大きな小屋に宿泊者は次女も入れて四人のみ。六月は空いているんですなあ。空いているのは嬉しいが、会計の時に思わず聞き返したと言う。一万七千円だった。え、昔は二食付いても一万円なんてしなかったぞ。
昔じゃないんですなあ。食事もちゃんとしてるし。カレーライスだけ、なんてえのはもうないのだ。下手な旅館並の食事だ。ありとあらゆる物質は地上から持ち上げる。ボッカが背負う時代ではない、南アルプス南部は別にしてだ。物資はヘリで上げる。そう思うと安い位なのだ。昔は昔今は今です。
「小屋泊りは楽で良い」と次女は言うが、あたぼうよ、テントを張ったり畳んだり、水汲みや炊事の準備、マットを広げてシェラフを用意、食事を作って後片付け、トイレは表に出掛ける、何て手間が一切ない。そして布団で寝れる。混んでたら地獄の様だが、たった四人です。そりゃあ天国だ。高いけど。
雨の為縦走は流れたが、それで宜しい。雨の稜線歩きなんて辛いだけだ。必ず風が出る。遮る物がないから吹かれるだけ。足元も危うい。そこを無理して遭難騒ぎを起こす人間の何と多い事よ。
大雪渓は無事に下れた。ここんとこ落石事故が続いていたが、雨の中何事もなかったのは目出度い。雪渓下りは風も避けられるので上等な判断だ。
白馬岳、あたしゃもう二度と立つ事はないですなあ。


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