妻が「何か面白い映画ない?」と言うので”鬼滅の刃”と思ったが、滅茶苦茶混んでいるだろうからネットフリックスで”ティアーズ・オブ・ザ・サン”を見た。十二年前のブルース・ウイルス主演の作品だ。
ナイジェリアでフラニ族がイボ族虐殺を始めたので、イボ族の病院で働くアメリカ女医の救出をネイビーシールズのブルース・ウイルス率いる部隊が命じられる。対象は女医のみ、現実もアメリカファーストです。敵が撃って来たら撃って良い、日本と変わらんね。
女医が自分一人だけ助かるのを拒否するので、結局二十人もの歩行できる難民を連れての逃避行、色々あって犠牲を出し乍らも隣国のアンゴラへ脱出する話。
ルワンダ内戦のツチ族とフツ族の殲滅戦を思わせる。この時の犠牲者は百万人(!)と推定される。結局、人類はジュノサイドが好きなのか!
モロに命令違反の部隊だが、最後は米空軍の爆撃に救われる。おいおい、内政干渉で外交問題だったんじゃないのけえ。と、ご都合主義の部分はあるが、それを感じさせない造りの巧さがある。そしてオチャラケないブルース・ウイルスの演技が極上である。ラスト以外笑顔はなかったんじゃないかな。
妻が寝ないで見ていたのは当然か。妻が映画の面白さに目覚めたのは”ランボー2”。そして”ターミネーター2””エイリアン2”。皆”2”ですなあ。他の”2”は”1”を越えられなかったとは、以前書きました。依って妻は、手榴弾を投げ機関銃をぶっ放す映画が好きになっちまったもんだでよお。
内戦虐殺と米軍関与の複雑さはほぼ描かれている。楽しんで見る映画ではない。ハリウッドらしく一応はハッピーエンドになっている。でも虐殺は続く。
因みにルワンダ内戦は収まり、今ではアフリカ内での安全な国になった。人類もやればできるんです。




