2025年6月6日金曜日

閑話 その四百九十五

 

 

 燧ケ岳で、台湾からの登山者十人のうち三人が行方不明になっていたが、四日朝に救助された。何で三人だけ行方不明に、と不思議に思っていたが、登山途中で一人が体調を崩し、二人が付き添って下山途中だったそうだ。それで納得、助かって目出度い。

 富士山が主だが、外国人の遭難が後を絶たない。日本の山を舐めているとしか思えない。日本は世界一の豪雪地帯なのだ。高山には遅く迄雪が残る。多くの遭難者には雪山に登る装備なんざない。半袖半ズボンで登って、寒くて動けないなぞと救助要請をする。寒ければ何故下らない。余りにもふざけてる!

 外国人に限らない。日本人でもタクシーを呼ぶ感覚で救助要請をする例が多い。テント内で料理中に指を火傷しただけで、ヘリで降ろして貰ったタワケ者がいる。救助ヘリは無料タクシーではない!

 登山家の野口健氏が「救助有料化」の提案をしている。その最後の部分を引用する。

「救助有料化に対し、遭難者が救助要請を躊躇ってしまうなどの批判があるが、何を寝言を言っているのかと思う。その為に山岳保険があるのだ。山に入れば誰もが遭難する可能性がある。自分も遭難するかもしれないとリアルにイメージし、備える事。そして忘れてならないのは山登りの大原則は自己責任であるという事だ」

 全く同意である。野口健氏は別の所で「昔は遭難しても救助要請の方法もなかった。だから慎重にも慎重を期して山に入った。今は便利になって安易に山に入る」と発言する。

 滅茶苦茶便利になった。遭難してもスマホでSOSを出せる。遭難者の位置迄確定できる様になった。万が一の事態になっても、助けられる。じゃあ万が一の事態に備える事はしなくなるのが道理ってもんだ。そしてお気軽な遭難救助の為にヘリは飛ぶ。毎日の様に。

 ヘリは税金で飛んでいる。救助有料化に賛成です。

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