トランプは大統領に就任したら、ウクライナ戦争を一週間で終わらせると言っていた。それは不可能だった様で目出度い。即終わらせるには現戦線で固定し休戦するしかない。するとロシアは占領地を自国領とし次の侵略への時間稼ぎができる、としか思えないからだ。
トランプはウクライナへの軍事物質支援に反対の立場だった。アメリカが一番の支援国って何だ?NATOが支援しろ、欧州の戦争なんだぞ、各国軍事費をGDP5%に引き上げろ! まあ、気持ちは分かりますなあ。
懐かしいレンドリース法が議員から提案された。第二次大戦の時の武器貸与法だ。一応有償だが(状況に依り無償の場合もある)、ジャブジャブ武器弾薬を送る権限を大統領が持つ。第二次大戦時には現在の金額で百五兆円分が、イギリス、フランス、ソ連、シナに供与された。
今度はウクライナ支援になるのだが、商売っ気の強いトランプは有償でなければ納得しない。そこでウクライナに眠る地下資源を担保とする事で話を纏め様としている。地下資源とはリチウムやレアアース、アメリカが絶対に欲しがる物質だ。
これは悪い話ではない。アメリカの援助は継続されるし、ハッパを掛けられたNATOからの援助も期待できる。何より良いのは、地下資源の埋蔵場所の多くがロシアが占領しているか、戦闘が行われているかの東部地区にある事だ。ウクライナが東部地区を奪還しなければトランプは支払いを受けられない。必然的に東部地区奪還を助ける事になる。
そうは甘く事が運ばないだろうが、アメリカがウクライナを切り捨てる最悪の事態は回避された、と見て宜しいだろう。
すると戦争が続くだけだ、との意見も散見される。確かに戦いは続き人が傷つき死ぬ。でも、ここで止めたら強い国は弱い国を好きに盗って良い世界になるのだ。それが良いと思う人がどれだけいる?


0 件のコメント:
コメントを投稿