自分が登山できなくなったもんで、人様の遭難を探して見る様になった。根性が悪い奴ですなあw 自分が行った事のない山には余り興味を持てない。まあ、大体そんなもんでしょう。
去年の九月に中央アルプスの越百(こすも)山(2613m)で遭難事故があった。越百って良い名前でしょう。この山と遭難者が通った空木(うつき)岳(2864m)と南駒ケ岳(2841m)は登った山なので取り上げる。空木ってえのも良い名前でしょうが。上の写真は無断使用の南駒ケ岳です。
栃木県の五十代と三十代の男性二人が伊奈川ダム迄車で入り、木曾殿乗越迄登って小屋泊まり、翌日空木岳、南駒ケ岳、越百山と縦走し伊奈川ダムへ下るコース。ロング且つキツいルートだ。初日に雨が降り始め、縦走日も雨だった。中止して下山がセオリーだが、栃木から来てるもんだから中止はできなかったのだろう。それは分らんでもない。
南駒ケ岳迄来て五十代氏が体調不完全で下山、三十代氏は越百山へ進んで下山、ダムで落ち合う事にして別れた。これは絶対に駄目だ。二人で下山しなけりゃ事故の元である。そして五十代氏は降りていなかった。
しかも五十代氏の携帯は「道に迷って沢に降りた」と言う通話で電源が切れた。おまけに地図は携帯に入っている。紙の地図は必携だ。携帯が死ねば地図も死ぬんだから。
悪天候が続き三日間捜索不能。処が何と五十代から駅にいる、と連絡が入った。彼は沢から登り返し、登山道を下ってダムに降り、居合わせた人に車で送って貰っていた。本当に無事で良かった。その道は昔々に下ったが、迷う様な場所ではない。助かったから良いけど。
悪天候では思わぬ間違いもある。さっき書いた通り、山中で別れるのは御法度だ。増してや体調が原因なら尚更だ。二人で下っていれば無事だっただろう。五十代は未だ若い。それが助かった主因でしょう。六十代なら二泊のビバークには絶えられなかったかもです。七十代なら? きっとダメでしょう。


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