本文で触れたと思うが、勘七沢のF2を登るのに登山靴だったので大変苦労した。沢登りは草鞋(わらじ)だと気付き(おいおい、遅いよ)それから草鞋になった。当時は登山道具屋で草鞋を売っていたんです。
処が、足袋を履いて草鞋は沢では無敵だが、登山道で下る時には今一、それに一回で消耗するので使い捨て。どうもなあ、って訳で地下足袋に変えた。苔が付いた岩では滑るので、フェルト製の草鞋(?)を地下足袋に付ける様にした。これが一番ピッタリ来た。
滝でも滑る心配はない。詰めのガレや稜線に出ればフェルトを外して快適に地下足袋で歩く。最高じゃんかさあ♪
じゃあ、沢登りじゃなくても地下足袋で良いんでねえの? と言う経緯で地下足袋派になったのは、四十才前だったかと思う。最初の頃は足底が痛かったが段々慣れた。地下足袋もとび職用の底の薄い物から、山仕事用の厚めの物に変えて快適になった。
丹沢は勿論、その他の低山から中級山岳迄地下足袋だった。何となくの優越感があったのは事実である。俺、かっこ良いだろう❤って事で、当時は爺さんじゃなく人並よりは歩けたもんで、ここは一つ大目に見てやっておくんなましよ。
既述だが、中級以上で地下足袋は二回だけだ。初冬の天狗岳と木曽駒から将棋頭の縦走。縦走の時は馬の背で岩に擦れて地下足袋に穴があいた。岩山で地下足袋は消耗するものだと知った。加藤文太郎は凄いなあ。キスリングを背に、地下足袋でアルプスを風の様に歩いたのは伝説になっている。あたしゃあヨタヨタだから、さぞや地下足袋が泣いていただろう。
地下足袋と別れた経緯も既述だろう。さっそうと登るから地下足袋姿がかっこ良い。それが無理になったら、みっともないだけ。
かっこ良いとか悪いとか、あたしに似合わない事を書き散らかして失礼すますたです。


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