二年前の八月の事件がユーチューブで取り上げられていた。五十代の単独男性が表尾根で遭難した。あたしに取っては地元(の感じ)の出来事なので取り上げました。どうしてもキツい書き方になると思うので、ご容赦下さい。
彼は登山歴十五年だと紹介されているが、二年に一度、それも簡単なハイクの様なので実質は素人だ。その彼が大倉尾根から塔を目指した。素人だと断定したのは、大倉出発が十一時十分だった事。八月のバカ尾根をそんな時間に登り始めるなぞ常軌を逸してる。初めてなのに地図も雨具も持たずにだ!
天気は快晴、だが、誰もいないのを不思議に思いつつ登山開始。登ってる時に下山する登山者達と随分擦れ違って、やがて下山者も絶えたと言う。塔には十五時に着いた。十五時ってえのは、普通下山を終えた時刻だ!
景色を楽しんだ彼は下山しようとして、足に疲労を感じた。当然です、八月のバカ尾根を真昼間に登ればそうなる。おまけに表尾根へ下ってしまった。たまに間違える人がいるが、相当頑張らなけりゃ間違えられない。上の写真で正面が大山、右に向かう尾根が表尾根。
彼も下り乍ら変だとは感じた。アップダウンが多いのだ。間違えたと気付いた時には、もう戻る体力は失っていた。追い打ちが掛かる。快晴が一変して雨になり、すぐに強い吹き降りになった。何とか下り続けていたが限界を迎え、やっと携帯で救助要請をしたのが十六時、自分の位置の説明もできない彼の話でも秦野署は位置を割り出した。
直ぐに救助しないと真夏の表尾根で疲労凍死する。暗くなった悪天候の中出動した救助隊は二十一時九分行者の岩場で彼を発見、体は冷え切り危険な状況だった。コロナ防護服(気密性が高く保温力抜群)を着せ湯を飲ませ、回復した彼に付き添って烏尾尾根(急なんですぞ)を下り、零時三十六分林道に着いた。
救助隊の皆様、本当にご苦労様でした! 彼は秦野署に命を貰った。まともに登山をしなけりゃ申し訳が立たないですぞ。。

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