2024年7月30日火曜日

閑話 その四百五十五

 


 次女が大キレットを越えて槍を目指すと、前の閑話で書いた。二十七日の夜行バスで上河内へ入り歩き出した様だ。二十八日、二十九日は東京は晴れてやけに暑かったが、北アルプスは悪天候だった。こればかりは仕方ない。お天気を自由には操れない。

 横尾の小屋番に山に入らない方が良いとアドバイスを受け、横尾に幕営して翌日帰って来た。賢明であった。吹き降りの涸沢なんて全く面白くも何ともない。テントを張るのに苦労するばかりだ。北穂迄登るつもりだったかも知れないが論外である。悪天候の北穂頂上で幕営は不可能、張ってたテントは皆畳んで小屋に逃げ込んで来るのだ。

 次女はこれで二度、大キレットに行けなかった訳だ。幾ら昔とは手入れが違うと言っても、難所である事に変わりはなかろう。絶好の天気の時に行くのが正しい。又機会はある。

 結局、横尾にキャンプに行ったのですな。それも良いではないか。偉く涼しいし、山の香りは充満してるし。

 自分が山に行けなくなって(未だ決定ではないが)次女が行く山が楽しみになった。先のない爺さんそのものだが、事実だからそれで宜しい。今回は横尾迄だし天候も悪いので写真は送って来なかった。上の写真は例に依って無許可の借り物だ。もう誤るのも面倒だ。

 大キレットのコース案内を覗いたら、”飛騨泣き”に桟道があるって!あの冷や冷やしたへずりはもうないのだ。北穂の登りも、鎖や足掛かりを頼る様に、とある。あの登りも結構ヤバかったが、安全対策は確りされているのだ。そうしないと滑落だらけになっちゃうからだろう。え、不謹慎? 確かに。

 好天だったら、今朝槍に立って帰京した筈だ。え~、槍から上河内へ一気にけえ、と今のあたしは思うが、三十年前なら何でもない距離なのだ。三十年って長い時間なんですね。エルフにとってはほんの短い時間でしょうw

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